満足度★★★★
ズシリとした重量感アリ
原作ものとはいえ、その原作が小説やマンガではなくストーリー性のある歌(複数)ということもあって「トクナガ色」も色濃く出された(何度か上演された『色彩組曲』と近い系統だし)架空のピカレスク系大河歴史もの(やはり中世ヨーロッパ系?)で、ズシリとした重量感アリ。
しかも出演者数35人という大所帯にいつも以上に気合いの入った(笑)衣裳もあり、通常より若干高めとはいえ小劇場系の料金でこれだけのものが観られるのはおトクでは?(これを機に今後の公演がこのレベルの料金にならないことを切に祈る)
出演者と言えば、ATTやASSHも観ていた身にとって往年の「忠臣蔵映画」的な顔合わせ、みたいな?(笑)
また、旗を使ったアクションも◎。(受けるATTメンバーあってのものか?)
で、ラストはどうせならあのまま生き延びた方が「悪(と言ってイイのか?というのは置いといて)は滅びず」な皮肉が利いたのではないか?などと思ったりも…。
ただ、得意の(?)言葉遊びがあまりなかったのはちょっと残念か。