満足度★★★
ダイナミックにグレードアップ
08年2月の初演のザ・ポケットに対してステージが広くなった分、ダイナミックにグレードアップ。
今回のツボは元親の正室・菜々が、命を落とした部下の遺族に首を差し出そうとするところ。大名の妻としての器量の大きさというのか貫禄というのか、そういったものがよく表現されていたと思うし、序盤での若き日のおきゃんな感じとの対比という意味でも◎。
しかし、初演を観ていたからイイけれど、あのエスニック風あるいは洋装系の衣裳やメイクから日本の時代モノ(それも信長から秀吉の頃の)だと誰が想像できようか?(笑)
逆にこの脚本を本来の時代劇スタイルで上演したらどうなるんだろう?なんて気もしたりして…。