キミ☆コレ~ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート~  公演情報 シベリア少女鉄道「キミ☆コレ~ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート~ 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 同時代の楽しみ
    2002年に王子小劇場で上演された「耳をすませば」でシベリアデビューして以来、これが16本目の観劇。正直なところ、最初の衝撃を上回る作品には未だに出会っていないというのが実情だが、それでも新作が発表されるたびに劇場に足を運んでしまうというのは、やはり私がシベリア少女鉄道の魔力(というか呪い)の虜になっているからかもしれない。

    基礎知識というか、元ネタがわかっていないと楽しめない内容だった。作者の土屋亮一は私よりもずっと若く、作品によっては世代的なズレを感じることもあるのだが、今回はどうにかついていくことができた。私がシベ少を見なくなる日がくるとすれば、それはたぶん作品の劣化ではなく、ジェネレーション・ギャップが致命的になったときだろうと思う(不慮の事故とかは別にして)。

    ネタバレBOX

    漫画家の仕事場を舞台にした日常的な描写。舞台装置はけっこう写実的で、その後の突拍子もない展開を予感させるところはまるでない。一連の場面が反復されるうちに、有名なテレビドラマや漫画のワンシーンに見立てた台詞が追加され、それが一種のツッコミとして機能している。

    ドラえもん、ガンダム、金八先生、古畑任三郎はわかった。料理関連は「美味しんぼ」かなにかだろう。北斗の拳もあったっけ。「天空の城ラピュタ」は未見。

    反応のいい客は早々と気づいて楽しそうに笑っていたし、私もだいぶ遅れてからではあるが、徐々に楽しくなってきた。たぶん次回公演もまた見に行ってしまうんだろうなぁ。

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    2010/01/09 21:21

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