満足度★★★★
少し愛して。長ーく愛して。
Aプロに感動したので、急遽、予定を変更し、続けてCプロを
観ることにした。
作品の関係で、Aプロよりも★は少なく、4つとさせて
いただいた。理由はネタバレでご判断いただきたい。
ちなみにCプロのうち、「守ってあげたい」は大根健一が脚本、島本和人が演出、
最後の「すてきなホリディ」のみ、ゲスト作家の高階經啓が脚本を担当し、
大根健一が演出した。
Bプロが観られなかったのが心残り。
最近はTVドラマも映画も観客動員力が求められ、昔の邦画によくみられた
「ちょっといい話」みたいな文芸路線の企画は通らない。
だからこそ、私は演劇に期待している。
演劇の世界もまた、突き抜けた新奇な作品に人気が集まる傾向だが、私が演劇に求めているものは少し違う。
水木洋子や成瀬巳喜男が描いたような「大人の人生ドラマ」が観たい。
大根健一は「30歳を過ぎて作った劇団なので、細く長くを目標にしてきた」と言う。そういう淡白な姿勢にも好感が持てる。
“普通の生活の中の人間の毒”を描ける稀少な作家だと思うので「細く長く」続けていってほしい。
「少し愛して。長ーく愛して」という劇団があってもよいではありませんか。
2009/12/29 22:26
2009/12/29 20:47
ありがとうございます。
本来、こういう細かいこと書くのは邪道かもしれませんが、
観ていないプログラムを気にしているかたもいるかなと思い、
参考になればと書きました。