われもの注意 公演情報 ハラホロシャングリラ「われもの注意」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    何故に紀伊国屋?
    芝居に行くと配られる厚いチラシの束は、ちゃんと見ているし
    シアターガイドなんぞ定期購読して、そこそこ色々な劇団、話題の
    劇団は確認しているつもりでしたが、
    この「ハラホロシャングリア」って劇団は知りませんでした。
    ツテから声をかけてもらった縁で見に行きましたが
    「何故に紀伊国屋・・・?」と不思議に思った2時間でした。

    決して退屈な訳ではないんです。
    ほのぼのとした、バランスの取れた
    丁寧に作られた作品とは思います。
    わざとらしいドタバタも、それほど不自然ではありません。
    構成も、まとまっていると思いました。

    しかし紀伊国屋サザンシアターって、メジャーな役者とか
    劇団とかの作品が上演される劇場って先入観があったので
    「この劇団は、何者なんだろう?」って思いが
    終始ついてまわってしまいました。

    特別、話に個性や挑発や刺激はなく、勿論話の流れに目新しさもなく役者も目を惹く方がいらっしゃる訳でもなく
    シアタートップスやスズナリで十分じゃないかって
    (サンモールでも中野ポケットでもいいんですが)
    そういう小劇場の匂いがプンプンします。

    「なんじゃこりゃ!」って後ろ向きな印象はないですが
    きっと明日には忘れてしまう程度、
    そしてこれから注目して行こうとは思わない作品のレベル。

    劇場って2年前位には、予約しなきゃいけないって
    聞いたことがありますが
    2年前には注目の劇団だった役さんがいたのかなぁ、
    それとも、やはり自分の認識不足・・・?

    あと不思議な客層でした、学生のようなグループがいれば
    煎餅食べて見ている御高齢の方もいて
    (この芝居は煎餅見て楽しむような作品です)
    ガハハって笑い声が劇場を包んでいました。

    本当、この劇団は何者なんだろう・・・?

    ネタバレBOX

    離婚するって、大変なパワーがいるんですよ。
    結婚の100倍、パワーを使う。
    引越しの時なんて、あんな微笑ましい事は想像できないし
    人知れず引っ越していくものですから
    設定自体が、かなり非現実的。
    そういう意味では、なかなかチャレンジャーな劇団かもしれませんね。

    しかし吉本新喜劇ほど、笑えるわけでも、松竹新喜劇ほど
    しんみりくるわけでではなく・・・!?
    まぁ非日常的なシチュエーションで、ありえないテンションの
    登場人物がいたほうが、話は作りやすいのでしょう。
    その辺りが、B級というか、やっぱり小劇場作品っぽいというか。

    3

    2007/06/08 23:49

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  • 皆様、コメント有難う御座います。
    10年以上昔の作品の再演だったんですね。
    きっと、その頃は人気があったんでしょうか...?
    10年前も芝居は楽しんでいたような気がする。
    室井滋の「ドレッサー」とか(^^)。

    でも10年前の作品を、そのまま上演したのか
    改訂したのかわかりませんが
    そんなにスタンダードな作品とも思えないんですが。

    2007/06/11 09:57

    ハラホロシャングリラは90年代前半から活躍してますね。主宰の中野俊成さんはテレビの構成作家として当時から活躍しています。「笑い」の質は90年代前半としてはとても新しかった記憶があります。いまだとどうなんでしょうか・・・。

    当時(90年代前半)、ハラホロシャングリラの中心メンバーはバラライカというコントグループでした。中野さんがホンを書いてコントライブとかもやってたみたい。所属は人力舎。ということで、シティボーイズやズ・ビームなどと並べ、宮沢章夫・三木聡・中野俊成の三人を私はひとまとめにしていましたっけ。人力舎系放送作家系って。

    ハラホロシャングリラはバラライカのメンバーに女優さんを加えて公演を行う形で、現在も人数が増えましたが、形はそんなに変わってないようですね(最近、チケットが高くなったので見てない)。もともと、スズナリなどのいわゆる小劇場での公演は行っていなかったと記憶しています。トップスはやったのかな? 普通の劇場じゃないとこで公演していた。「演劇」とは距離を置いていたのかもしれません。しかし、今では「演劇」自体が変わり、それもこれも「普通」になったのでサザンシアターとかへも進出したのかもしれませんね。

    2007/06/09 08:24

    私もこのユニットの観劇は初めてでしたが、作品自体、初演が96年で今回が再々演のようです。きっと初演時は小劇場だったのだろうという感覚がぷんぷんしてました(苦笑)
    安定して客が入り始めたので思い切って小屋を大きくしていったのでしょうね。

    2007/06/09 07:24

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