サンタクロース会議(再演) 公演情報 青年団「サンタクロース会議(再演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    【アダルト編】楽しいなぁ
    ヤルタ会談でも感じたような、ちよっとしたガチャガチャ感がする舞台。
    それぞれが、それぞれの主張をするため、会議につきものの、ガチャガチャ感とも言える。

    やっぱり青年団は、観ていて楽しい。
    安定感があるので、安心感がある。
    笑いのまぶし方もとてもいい感じで、あっという間に60分は終わってしまう。

    ネタバレBOX

    そもそも何のための会議なのかわからないサンタクロース会議というものに、父兄や近所のおじさん(?)、学校の先生、クリスマス研究者とサンタ研究者の博士たち、そして子どもの代表などが集い、どーでもいいことを、一応話し合うという内容。

    メルヘンなサンタクロースや魔女、リアルなジェンダーだ、学校教育だと言う参加者の大人たちの中間に位置する博士たち。
    そういう人々がメルヘンとリアルの微妙な間を、ゆるやかに動き回る。
    魔女はいるのに、サンタの存在は、信じている者はあまりいないし。
    子どもたちもリアルだったり、でもやっぱりサンタを信じていたりと微妙なバランス。

    会議は踊るだけで、何かの結論がびしっと出るわけではない。
    そういうゆるい感じは、日本的だとも言える。

    また、それこそが、宗教的な意味合いがない、日本のクリスマスなんだろうと思う。
    節分に豆をまいても、本気に鬼がいると思って投げているわけではないのに、それでもやっぱり豆はまいてしまうという感覚に似ている。
    だから、欧米のキリスト教信者の人たちが、日本のクリスマスを見ると「クリスマスってサンタの日じゃないだろ!」って思うのだろう。
    そういう意味では純和風な会議なのだ。

    個人的なことで言えば、クリスマスもサンタもどう見ても西洋の感じだったから、日本とは直接関係ない西洋の行事を、日本が単にまねしているのだろうなぁ、と思っていたので、サンタがいるとかいないとかなんてことは考えたこともなかった子ども時代だったことを思い出したりして。

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    2009/12/17 04:32

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  • tetorapackさん

    コメントありがとうございます。

    ずいぶんリッチなクリスマスをお過ごしだったんですね(笑)。

    私には、街の喧騒もイルミネーションもあんまり関係ないです。年末はバタバタしている時期なので、気がついたら・・・という感じです。昔からクリスマスだっていうことで浮き足だったりすることはなかったです。・・・いや、若い頃は少しはあったかな?・笑

    2009/12/18 03:29

    アキラさん

    はい、はい、私も同様の感覚でした。「青年団って楽しい」「安定感」も同感です。

     「純和風な会議」って、なかなか上手い表現。私なんぞは、クリスマスはサンタの日をさらに飛び越して、子どものころは「ケーキが食べられる日」くらいな感覚で、子どもができてからは「ケーキを買わなければならない日」くらいの日ですから。でも、やっぱり楽しい。寒い冬に、街もきれいに装飾され、なんかウキウキ気分を味わえる、その気分が好きです。いたって、単純派です。
     でも、それが好きなので、このごろは日本も電飾がかなり広がってきましたが、その前は、クリスマス前は、街全体にギンギンに電飾される明るさ、活気さを求めて、ほぼ毎年といっていいほど、香港に行ってました。これが、また凄いので(笑)。

    2009/12/17 15:57

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