シャッフル・ルーム 公演情報 東京おいっす!「シャッフル・ルーム」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    こういった部屋のシャッフルは
    以前も他の劇団で観たけれど、思いのほか、笑えなかった。たぶんそれはワタクシがコメディを見過ぎてるのかもしれないが・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    物語はひじょうにベタで解り易い。筋は良く出来ていたと思う。夫のいる身の妻がテニスコーチとちょっとおイタをしちゃおうかしら?なんて下心満点で元カレの同じ作りの部屋と自分の部屋をシャッフルするところから始まるが、なんせ、もっと笑いが欲しい。

    おいっす!のコメディって、落語に似てるような気がする。ネタの先取りが出来てしまうのだ。つまり、たぶん、この展開のこの先はこんな笑いを持ってくるんだろうなー。と想像できてしまうのだ。だから、本当にそうなった時に、やっぱり・・。なんつって、妙に醒めてしまってパンチがたりない。コメディって時間との戦いだと思うけれど、そこには意外性というか、「おお~!そうきたか!」と観客を嬉々とさせる技もみたいと思う。

    おいっす!は割に緩やかに笑いをとる劇団で、他の小劇団のコメディと比較しても、スピード感に欠けるし、笑いのネタが古いような気がした。むしろこのお芝居はコメディではないんです。と言われた方が納得したかもしれない。

    他の劇団のコメディってこんなもんじゃないのだ。

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    2009/12/09 02:11

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  • きゃる>
    >こういう謙虚で真摯で好奇心を大切にしているみささんというかたが私は大好きです。

    け、結婚する?笑

    >あ、かわいいですね。妙齢の女性にかわいいと言うのは失礼かもしれないけど悪い意味ではないです。

    妙齢の女性っつーところ、微妙っすね。笑

    >レビューを拝読してると、けっこうドギツイ笑いがお好きなのかと思ってしまったんですが、私の一面的な誤解かもしれません。

    はい。ですから、以前、柿食う客が日本昔話ネタで公演されたとき、ワタクシは懐かしさと可愛らしさが加味されて、更に幼稚園児役のキャストを眺めながら嬉しさと楽しさに、ふるふると震えながらにんまりと観ていたのを今でも鮮明に覚えています。この柿の公演はけっしてコメディではなかったのですが、色んなカラーが織混ざった舞台でした。

    2009/12/10 10:21

    みささま

    >その時もワタクシ、真剣に拝聴しました。で、落語の世界もなんだか面白そうだぞ!っと、その気になっております。笑

    こういう謙虚で真摯で好奇心を大切にしているみささんというかたが私は大好きです。

    >いえ、ワタクシの好きなコメディはごくごく単純なんです。アニメネタやジブリネタで「おお~~!!」なんつって楽しくなるし、そこに日本昔話や童話ネタなんかがあったら、それだけで震えるほどワクワクします。

    あ、かわいいですね。妙齢の女性にかわいいと言うのは失礼かもしれないけど
    悪い意味ではないです。


    >要はワタクシの中のコメディはネタ振りがヲタクむきなんですわ。

    レビューを拝読してると、けっこうドギツイ笑いがお好きなのかと思ってしまった
    んですが、私の一面的な誤解かもしれません。
    なるほど、そう言われると、嗜好がわかるような気もします。

    2009/12/10 09:34

    きゃる>
    >で、点数も感想も予想に近かったです(笑)。

    見透かされてしまったですか?笑

    >この部屋のシャッフルというのは「アパートの鍵貸します」といういまや古典ともいえる名作コメディがルーツとも言え、私は映画でも舞台でもこのコメディを観てますが・・

    な、なんと!遥か昔からあった物語でしたか・・、流石に時代に生きてるきゃるさま!笑

    「次はどうくるか」を期待するのであれば、落語や歌舞伎や能、狂言、シェイクスピアなど古典は、同じ演目を繰り返し上演してますから、観ていられなくなります。

    そうそう、きゃるさん、この間ワタクシの隣に座った方は、落語コアらしく、下手な芝居を観るんだったら落語の方が楽しい。しゃべりだけでこちらの感性を刺激して空想させる。聞き手に考えさせる言葉があるのも楽しい。とおっしゃっていました。落語について饒舌に語っておられて、その時もワタクシ、真剣に拝聴しました。で、落語の世界もなんだか面白そうだぞ!っと、その気になっております。笑

    >「アパートの鍵貸します」が好きじゃないのは、展開が平凡すぎるというか、予想できる笑いがあまり面白くないから。シャッフルによる勘違いを引っ張りすぎてる感じで、観てると「いい加減気づいてよ」と思っちゃうんですね。鍵を友人に貸した段階で、そもそも混乱が予測できてるだけに。

    あ、その感覚、解ります。そう、予想できる笑いが面白くなかったし勘違いを引っ張りすぎてるとも思いました。

    >みささんはそういうコメディをたくさんご覧になっているから、ちっとやそっとの作りじゃ笑えないというところがあるんじゃないのかしら。

    いえ、ワタクシの好きなコメディはごくごく単純なんです。アニメネタやジブリネタで「おお~~!!」なんつって楽しくなるし、そこに日本昔話や童話ネタなんかがあったら、それだけで震えるほどワクワクします。ですから、アチションの主宰は「今回はジブリネタはありませんが、それで宜しかったら来て下さい。」なんてイジらしくおっしゃいます。笑
    要はワタクシの中のコメディはネタ振りがヲタクむきなんですわ。


    2009/12/09 19:07

    みささま

    みなさんが高得点なので、みささんのレビューを待ってました。
    で、点数も感想も予想に近かったです(笑)。
    私も小さいときからかなりの数の喜劇を観て来たコメディ好きですが
    だからこそというか、みささんとは逆でオーソドックスなものが好きなんです。
    ただ、アキラさんのところでも書いたのですが、この部屋のシャッフルというのは
    「アパートの鍵貸します」といういまや古典ともいえる名作コメディがルーツとも言え、
    私は映画でも舞台でもこのコメディを観てますが、好みではなく、面白いと思えなか
    ったというか、途中で退屈してしまうんです。だから、今回のこの作品も似てる気が
    して躊躇して行かなかったんですよ。でも、アキラさんの解説は面白く感じたし、
    みなさんが高得点なので、上質な作品だったんだろうなと推測しました。

    >おいっす!のコメディって、落語に似てるような気がする。ネタの先取りが出来てしまうのだ。つまり、たぶん、この展開のこの先はこんな笑いを持ってくるんだろうなー。と想像できてしまうのだ。だから、本当にそうなった時に、やっぱり・・。なんつって、妙に醒めてしまってパンチがたりない。コメディって時間との戦いだと思うけれど、そこには意外性というか、「おお~!そうきたか!」と観客を嬉々とさせる技もみたいと思う。

    「余命1時間の花嫁」のときにも同じ意味のことをおっしゃってましたね。
    コリッチのレビューを読んでいると、コメディに限らず、「おお~!そうきたか!」
    という楽しみ方をするかたが多いですよね。みなさん、通で演劇に詳しい上、
    頭が良いんでしょうね。私なんか単純だから「次はどうくるか」なんてまったく
    考えないで観てます。
    「次はどうくるか」を期待するのであれば、落語や歌舞伎や能、狂言、
    シェイクスピアなど古典は、同じ演目を繰り返し上演してますから、
    観ていられなくなります。これらは見方が違うのですが、そこから演劇
    に入った自分は、次の展開に期待することは少なくて、むしろディテール
    が気になる。たとえ、面白くても辻褄が合わないほうが許せないんです。
    予定調和みたいなコメディも決して嫌いではないのです。
    次に起こったことが予測可能でも面白ければね。
    「展開」を読まないと言っておいて矛盾してるんだけど、それでも私は
    「アパートの鍵貸します」が好きじゃないのは、展開が平凡すぎるというか、
    予想できる笑いがあまり面白くないから。シャッフルによる勘違いを引っ張り
    すぎてる感じで、観てると「いい加減気づいてよ」と思っちゃうんですね。
    鍵を友人に貸した段階で、そもそも混乱が予測できてるだけに。

    >おいっす!は割に緩やかに笑いをとる劇団で、他の小劇団のコメディと比較しても、スピード感に欠けるし、笑いのネタが古いような気がした。むしろこのお芝居はコメディではないんです。と言われた方が納得したかもしれない。

    なるほどねぇ。わかる気がする。

    >他の劇団のコメディってこんなもんじゃないのだ。

    小劇団のコメディは私が王道とするコメディとは少し違う気がします。
    みささんはそういうコメディをたくさんご覧になっているから、
    ちっとやそっとの作りじゃ笑えないというところがあるんじゃないのかしら。
    モルヒネが効かなくなるのと同じで。それはそれで、喜劇本来のもうひとつ
    の笑いを楽しめないからもったいないと思うのですが。
    私なんかは毒のあるコメディはむしろ苦手です。「大人も子供も笑える
    コメディが本当の優れたコメディなんだ」って喜劇を研究してた父に教わって
    育ったこともあり、一部の大人でないと楽しめない刺激的なコメディはキワモノ的
    で好きじゃないんです。ブラックコメディも好きですが、あまり奇をてらったもの
    は理解できないので、それはそれで不幸なんでしょうね(笑)。

    2009/12/09 11:04

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