満足度★★★
身につまされ過ぎて
母は自分が不幸せだから、娘には幸せな結婚を望み、結果的に娘の人生を繰ろうとし、娘は、母の一方的な愛情表現に辟易し、母からの自立を試みるも、失敗。 結局、共依存の関係を脱することのできない、母娘関係!
身近に、似たような母娘がいるだけに、終始、身につまされて観ていました。
名優二人の共演は、確かに見ごたえはあるし、駄作だった、新感線の「リチャード3世」で、若く、颯爽たる勇者役で、一人異彩を放っていた、川久保拓司さんと、ご贔屓の吉野圭吾さんが観られたし、私としては、観てよかった舞台ですが、
だけど、これ、おススメ舞台かと聞かれたら、やはり躊躇します。
だって、実話だから、希望的終幕にはならないし、何と言っても、クリエは、チケット代が高すぎます。
私は、格安チケットだったから、良いけれど、クリエの興行って、どれもこれも、全く観客目線とはかけ離れた演目だらけ。企画のセンスが皆無だと、いつも不思議でなりません。これでは、クリエに出演する役者さん、せっかくの佳作でも、お客さんの入りが悪くて、お気の毒な気がします。