黴と鉄道 公演情報 地球割project「黴と鉄道」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「風の谷のナウシカ」のフカイを連想す
    とある町の化学者と黴と近くにいた人たちの目線で観ると解り易い。

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    舞台のセットは何もない。セットを作ることが出来ない空間だからだ。今回の催しがセットを許さない。そこで高橋は白いロープを使って、キャストの4コマの立ち位置や汽車の車輪、線路、縛りに見立てて演出する。相変わらず上手い。そうして意外にも高橋の役者としての演技力にも圧倒された。あんなに上手かったんだね。笑

    物語は平和だった町が戦争の被害を受けて爆発した。それによって発生した雪黴が町を覆い尽くし、その日を境に町は力を失いフカイの町となる。化学者たちはこの状況を何とかするべく雪黴を排除する為に研究を重ねるが、この化学者・きのえ君をとりまく3人の人間関係の描写が面白い。

    一方で爆発によって視力を失った鉄道職員と先輩鉄道員の絡みも面白い。視力を失った鉄道職員は町の人々が最後の一人まで乗り終えるまで職務を全うするが、先輩鉄道員は「人を呼んでくる」と詭弁を吐きながら、さっさと逃げる。こういう人間の闇の部分の描写は相変わらず上手い。

    雪黴を排除する力を持つのはきのこだが、雪黴はきのこから遠ざかりながらも勢力を増して一つのコロニーを作り出す。ここでの雪黴の擬音を発するような言葉(音)が異次元の世界を思わせる。「ムーミン」に登場する白いニョロニョロのような言葉(音)だ。笑

    やがて世界は雨が降り注ぎ一人のぼうやが生まれる。ぼうやには今は亡き母親の声が聞こえ、自分たち一族の先祖が世界を支配していた事柄や、きのこという化け物の話を伝え、自分の仲間を探すべく旅をするようにと、教える。

    そこに、きのこが現れ友達のふりをしてぼうやの仲間がいる場所まで誘導させる。ぼうやを利用して雪黴を排除しようとしたのだ。それでもぼうやは「君も僕の仲間だよ」と言いながら死んでしまう。きのこはぼうやの心にふれて号泣するが、やがて雨が降ってぼうやはまた生まれる。目の前にいるきのこに「あなたは僕のお母さんですか?」「そうだよ。君のお母さんだよ」と目を光らせながらにやりと悪魔のような笑いでぼうやを見つめる。歴史は繰り返されるのだ。

    ぼうやが鉄道職員にだだをコネながら鉄の道を進んでいくシーンは、キャストのキャラだろうか?それともこういう演出だったのか、ちょっとセリフが幼稚に思えたものの、まあ、年端もいかないぼうやという設定だから仕方がないのかも知れない。

    きのえ君をとりまく場面は面白かったし、こずるい先輩鉄道員の言動も絶妙だった。キャストは4人だったがそれぞれの役割をきちんとこなして、素晴らしい舞台だったと思う。何よりも二人の女優が自分たちを綺麗に見せようなんて露ほども思ってなくて演技力で勝負したのがこの舞台の醍醐味だ。

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    2009/11/02 12:18

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  • しんろく>
    しまった・・・。っていいながら早速削除してるし・・笑

    >あっちのHNはカクシです。どうかなかった事に。いいたい放題書いているのです。
    ていうか言いたい放題書く為のログです。

    カクシ?そっか・・、カクシを作ればいいたい放題書けるってわけか・・。
    ってか、ワタクシ既にカクシ作らなくても言いたい放題言ってるし。笑
    しかーーし、もっと言いたい放題言う為にカクシつくろっかな?黒みさですなっ。
    「黒みさ」で毒舌吐かれたら、それはワタクシです!
    ってか、すでにカクシじゃないわな・・。

    2009/11/16 01:15

    しまった・・・。
    あっちのHNはカクシです。
    どうかなかった事に。

    いいたい放題書いているのです。
    ていうか言いたい放題書く為のログです。

    2009/11/15 07:50

    六人>
    >ああ、ナルホド。そういう考え方は素敵です。

    畏れ入ります。どこまでも前向きなんです。

    >ナルシストなんですwwだから逆に好きだといえない。ああ恥ずかしい。

    ナルシストって、自分のすることなすこと、大好きなのじゃ?
    自分が大好きなほうが良いのだと考えています。自分を愛せなかったら他人を愛せるはずがない。笑


    >最近は台本を手書きで書いて、そのあとパソコン入力しています。この方が楽しいのです。

    ってか、あなた、新規のHN作ったの?こっちの方が楽しいですわ。


    >.世田谷は松蔭神社という駅、歩いて7秒の立地にスタジオがあるんです。実質地球割はここを自由に使わせてもらっています。

    ええ、そこはワタクシも行ったことがあります。古い町並みでした。
    都会とは思えないくらい。
    確か裏手に集合住宅のような家がありましたよね?

    >うまいことやれば月15万くらいでアトリエは持てるみたいですね。

    そでしたか・・・上手いことってのは、大家を埋めちゃうとか?笑




    2009/11/12 01:51

    しんろく>
    >僕は書くことが目的なので読んでも何も感じないのです。文章の使い方とか、句読点とか、そういうのしか気になりません。

    いあ、それは違うような気がしますよ。ワタクシなど自分のレビューの文章はめちゃめちゃ好きですよ。書き方が上手いとか下手とかを超越して自分の文章に惚れて何度も読み返しちゃうほどですよ。自分の文章がたまらなく好きで面白いからこそ、書けるし、次の作品の意欲に繋がるのでは?もっともそれを仕事としてるか、趣味としてるかの違いで感じ方も違うでしょうけれど。

    >アトリエはルデコを狙ってます。でも世田谷もありえます。

    世田谷ってのは下北沢ですか?ワタクシも東京にアトリエを持ちたいなぁ・・。目下、今のワタクシの夢ですわ。小劇団に格安でレンタルしたい。

    2009/11/10 12:18

    >みささん
    なんていうかですね、僕が本読むというのは、
    小説家が自分で書いた本を自分で読むような行為です。
    役者さんはそれを読んで感じた事からアクションがありますが、
    僕は書くことが目的なので読んでも何も感じないのです。
    文章の使い方とか、句読点とか、そういうのしか気になりません。

    アトリエはルデコを狙ってます。
    でも世田谷もありえます。
    こちらは後日。

    2009/11/10 08:33

    しんろく>
    アトリエ公演、いいねっ。ってか場所がややこしいと行けないですわ。方向音痴なんらす(^^l)

    >やっぱりね、僕の本は僕が読んだら意味が変わるんです。

    どういう風に?
    どなたも台詞覚えるのに苦労しますよ。ミサイル式にすれば?笑

    2009/11/08 11:06

    次回以降はアトリエ公演などの時に出演しようかと考えています。
    やっぱりね、僕の本は僕が読んだら意味が変わるんです。

    いやぁ、台詞覚えるのって、大変だww

    2009/11/07 19:05

    しんろく>
    役者としてもたまーに登場してください。しんろく、上手いわっ。
    そんでもって台本のない合間の小ネタは最高でした。
    ええ、勿論、見届けて受け入れますよ。

    2009/11/06 10:24

    ああ、ホントですね(笑)
    稽古場の名前でした。

    技の境地は楽しいものです。これからも見届けてくださいますようよろしくお願い申しあげます!

    2009/11/06 09:14

    しんろく>
    なおつって誰やねんっ!(苦笑!)

    僕っつーてみたり俺っつーてみたり、最近、ミサイルがのり移ってるんとちゃいますの?笑

    残りもがんばれ~。。

    2009/11/02 17:45

    >なおつ
    ありがとうございました!
    おかげ様で3ステージを終える事ができました。

    演技ですか…演出はですね、最初から自分の世界を知ってますから、
    表現の面で役者に有利な事が多いんです。
    ていうか僕のは上手いフリですww

    本当に大事な事は自分以外の役者でないと言えません。
    舞台をやる意味がなくなっちゃう。

    ていうか俺、ニュアンスでしかセリフ覚えてませんから!ww

    残りステージもよろしくお願いいたします!!

    2009/11/02 13:50

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