第63回東京都高等学校演劇コンクール地区発表会 公演情報 東京都高等学校演劇連盟「第63回東京都高等学校演劇コンクール地区発表会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    目黒高校演劇部「ザ・ヒューマンリニューアル」
    2100年くらい、世界中の人々はあAタイプ・Bタイプに分かれる。
    Aタイプは遺伝子操作による社会の中枢を担うエリートが人口の20%
    BタイプはAタイプの下でおとなしく働く歯車、人口の80%
    ちなみに2:8の法則はパレードの法則による。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    上記に記載したパレードの法則は優劣をつけると、例えば企業で働く社員の2割は有能で他の8割の無能な社員の給料を稼いでいるという仕組み。
    だから、この2割のうち誰かが働かなくなると、代わりに8割のうちの誰かが有能ぶりを発揮して、この法則の数値は変わらないという。

    世界の中枢にいる更生センターはBタイプの人々を管理していたが、近年、Bタイプの中でも特に落ちこぼてしまう人々が目立ってきた。センターでは落ちこぼれを更生させてうまく働かせようと、落ちこぼれの一人・只野を更生させる場面から始まる。

    その更生の方法は「只野さん歌手デビュー」とか「只野さん2年計画」とかギャグみたいな計画。笑
    しかし、演じてる彼らは大真面目で完璧なプログラムによる再生計画だという。劇の半分以上がコメディとして笑わせる、という様で、最後に只野さんと一緒にセンター職員アダチが同調してセンターを脱出する「脱出計画」も実はセンター側の只野更生計画の一つだったことが分かる。
    この脱出計画でアダチはセンター側に捕まったと見せかけて、只野一人を逃がしたと思い込ませる事によって、センターを脱出できた自信と勇気を植え付け、ついでにアダチへの恩も植え付けた。というオチ。笑

    舞台慣れしてないせいか、一部の生徒に棒読みセリフな演技があった為、ちょっと世界感に入れなかったのと、コメディとシリアスの境があいまいだった。
    高校生がパレードの法則を引用するあたり・・どうよ?笑


    余談:インフルエンザの為、学校閉鎖で公演中止が相次いでいます。ひじょうに残念!ちなみに評価は大人が公演してる舞台と同じように評価しております。ワタクシの中で高校生も大人も演劇人として同等と考えています。

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    2009/10/13 19:04

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