満足度★★★★★
感覚に浸る演劇柴幸男氏は、今の若手の演出家・劇作家の中でぬきんでた存在である事は確かだと思います。演劇という枠にとらわれず、ヒップホップや様々な影響を惜しみなく作品に投入し、出演者たちとそれらを消化しつつひとつのスタイルを作り上げるところが他の演出家と違うところでしょう。演出家はまず「戯曲ありき」で、戯曲の中から自分の舞台をどう組立てるかが仕事となっているけど、それらから全く自由な柴幸男さんの作風が独特なのは理解できます。そんな新しい演劇の形の更に進化した姿を目撃する事ができた事が、自分にとって幸せでした。
ネタバレBOX
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2009/10/13 01:43
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