第63回東京都高等学校演劇コンクール地区発表会 公演情報 東京都高等学校演劇連盟「第63回東京都高等学校演劇コンクール地区発表会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    都立駒場高校演劇部「告白」
    とある高校の定時制に通う元いじめられっこ、柴田俊也。全日制に通ういじめられっこ、宮崎南。
    偶然再会する二人を中心に、日常は少しずつ動き始める。個性豊か過ぎるクラスメイトと共に、彼らは励ましあい笑いあい、言えなかった隠し事を告白する。

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    舞台は同校の定時制に通うかつてのいじめられっこ柴田俊也と現在のいじめられっこ宮崎南を軸に教室での風景を描写する。

    定時制高校に通う柴田のクラスメイトは現代の社会をそのまま表現したような多様な面々。特にオカマの美しさには驚愕!笑
    そんなクラスに詩織らにいじめられて泣きながら日誌を探していた全日制の南は中学の同級生だった柴田と遭遇する。南は定時制に通う面々に関わりながら、人生の機微を学んでいく。

    いじめっ子のリーダーの詩織らをはじめ、高校生の演劇のレベルの高さに圧倒される。大人顔負けでした。そういえば・・昨年の「転校生」の演技力にも仰け反るほど驚いたものだった。ただ、芸術劇場のキャパでの役者の声出しに問題があってちょっと不満が残ったものだが、今回のアゴラのキャパは丁度いい。

    担任が生徒の顔も名前も覚えていなくて、いじめを訴える生徒に対して、話も聞かず「お前誰だっけ?」発言には笑うしかない。(苦笑!)
    「クラスに生徒が40人もいるだろ?先生、そんなに覚えきれないだろ?」みたいな発言にも苦笑!(^0^)

    「あいつ暗いよね。」
    するとまわりは、とりあえず「ん、そうだね。」
    すると誰かが、「なんか変だよね。」
    するとまわりは「ん、そうだね。」
    こんな些細なことがきっかけで集中的にいじめが始まる。

    「告白」は、かつていじめられっこだった俊也が頑張って登校していた姿に南が憧れていた事を告白するシーンと柴田の高校選びの告白シーン、それぞれの好きな人に告白するシーンを織り交ぜて完結した本だった。もうちょっとひねりが欲しかったところだが、制限時間内での描写はここまでなのだろう。

    余談:インフルエンザの為、学校閉鎖で公演中止が相次いでいます。ひじょうに残念!ちなみに評価は大人が公演してる舞台と同じように評価しております。ワタクシの中で高校生も大人も演劇人として同等と考えています。




    4

    2009/10/12 14:33

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  • ゆめ>
    お久~(^0^)
    そんなにお年ではないでしょう?

    かつての自分を思い出して懐かしい気持ちになりますよ。愛知でもこんなイベントないですか?
    きょうびの高校生は芝居が上手いから、一日遊びに行く感覚で観るといいかも~(^^)

    2009/10/16 10:42

    おひさ~♪

    高校の演劇コンクールだと
    我が子を見るような目で観なきゃいけないなぁ(^▽^;

    2009/10/16 08:02

    あきら>
    ワタクシも最近、知りました。
    気がついた時には既に遅し。スケジュールは12日のマチネしか開いておらず・・ww

    ワタクシ、思うのだけれど、高校生の頃のあの時間がどんなにたいせつな日々だったか、を大人になって思い知るのよね。もう二度と経験できないあの頃。
    だから、ワタクシ達はあの時代に遡って懐かしい想いに浸りながら、芝居を観るのだと思う。
    現役の高校生がその時代の教室の風景を演じる。それがどんなに貴重で素晴らしい事なのかを、案外本人たちは大人ほど分かってないのかも知れない。
    それでも彼らはこのたった1公演のために放課後の時間を割いて何ヶ月も練習してきた訳でしょう?その瞬間を観られただけでもひじょうにラッキーでした。
    特に3年生は現役で演じることはもうないのだから。
    本来なら1日中彼らの演技を観たいという思いはあるのだけれど、「第63回東京都高等学校演劇コンクール地区発表会」は同じ時間帯で別の会場で公演が組み込まれてるでしょう?
    一般の観劇者が全て観られるように主催者に配慮してほしいくらいです。
    11月14、15日に東京芸術劇場で「演劇コンクール中央発表会」があります。
    ぜひ、高校演劇に触れてみて!(0^)

    2009/10/13 01:03

    こんなイベントがあったのは知りませんでした。
    東京だけでも150校も参加しているとは!
    彼らが、舞台の上で、あるいは観客としてこれからの舞台を支えていくのでしょう。
    探したら私の母校も参加してました。

    シアターXやアゴラで上演できた生徒さんたちは、うれしかったでしょうね!

    今回の内容もなかなかのものだったようですし。
    次回はチェックしたいです。



    2009/10/12 17:12

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