満足度★★
暗く、静かなホラー
暗いなぁ…
シュールと言う名の簡素で陰湿な舞台セットの中、
コマ切れに描かれた古めかしい話が綴られているから、
いやに暗転が多く、テンポが悪い。
そして、とにかく静か。
設定を現代の都会に置き換えているから、
原作や映像で描かれている風情やバタ臭さがない代わりに、
ドライでクールな殺伐感がある。
いわば「四谷怪談」のような人肌や感情が篭った幽霊ではなく、
「リング 貞子」や「JUON」のようなホラー感覚に見える、
恐さや哀しみの方向性が違う
狙いは伝わらないが、挑戦している感はあり、
模索してるんだろうなって感じはするけど、
それは、製作者側の問題。
製作者の勉強に、高いチケット代払わされてる観客はいい迷惑。
相変わらずクリエは、観客そっちのけで自己満足な興行をしているな。
その結果が、来年の「放浪記」上演なんだろうな