病を描くのは難しい病を扱おうとするなら、きっちりとした取材が求められると思う。鬱でも引きこもりでも、ごく身近な問題であるから、観客の中には、自身や親しい人間がそうした問題に苦しんでいる(いた)人がいてもおかしくない。そうした人を相手にして耐えうる内容だったかといえば、もろかったと思う。「時間が無い中で何を書くか」を模索するのはコントや喜劇の場合であって、こうした物語を作ろうとするなら、「書きたい内容のためにどのくらい時間や手間をかけなければならないか」をまず考えるのが、作り手の姿勢に思うけれど、厳しい見方だろうか。
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2009/08/01 14:43
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