満足度★★★★
家族の崩壊と誕生の物語
一言でまとめるなら、投稿タイトルの通り。
何らかの事情により、どこか精神的に追い詰められている複数の家族の物語を、断片的に描写し、それぞれの家族の相関関係を劇の進行とともに明らかにする手法がとられえる。
ある家族は崩壊へとむかう一方、新しく家族となるものたちの誕生も描かれており、題材自体は古いものの、よく2時間強で、あれだけの家族を描き分けたものだと感心した。
登場人物は、だれが主役ということなく、並列で描かれているため、当然、人物の描写に濃淡が発生しているため、見るほうにとっては誰に感情移入していいのかわからず、混乱を来たす懸念はある。
また、登場人物の年齢は10代から50代まで幅広いことから、誰に感情移入するかによっては、芝居の評価は異なるのではないか。
2009/08/05 23:40
同じような想いでごらんになっていらっしゃった方がいて、うれしいです。
これからも、舞台を楽しみましょうね。
取り急ぎお礼のみにて失礼いたします。