73&88【満員御礼!】 公演情報 カニクラ「73&88【満員御礼!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    小気味良い小品。
    ワン・アイディアであっさり物語が生まれるのは柴幸男の強みだと思う。
    その強みを十分に発揮したのがこの「73&88」だろう。

    それぞれのコミュニケーションの形を観ているだけで、温かくなるものがある。
    SF(すこしふしぎ)って、たまにはいいよね。という気分。

    カニクラのふたりと客演ふたりの小気味良さも相まって、素敵な小品になった。
    力が良い感じで抜けている作風も、この空間にはちょうどよかったと思う。
    無線はやったことないけれど、「73&88」ってこんな気分で言うのかな。
    蒸し暑さも忘れるようなすがすがしい70分だ。

    ネタバレBOX

    演者の“有り得たもう一つの自分”を役に投影することがなかなか面白い。
    スーパーフラットに現実と空想をポイント切り替えしていく様は愉快痛快。
    やりすぎると嫌みったらしいけれど、そんなこともなく。

    アフタートークのカニクラ&上田誠はすこーし語りすぎかも。

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    2009/07/17 02:03

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