千年回廊 【ご来場ありがとうございました】 公演情報 劇団アニマル王子「千年回廊 【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ファウストが至福と感じるまで
    「天守物語」「夜叉ヶ池」の物語にファウストの哲学を織り交ぜた千年物語。

    余談ですが、椿役の佐竹、ひじょうに美しいです。女神かと思った!
    彼女こそ姫役に相応しい美しさ・・。
    じーーっと穴の開くほどガン見してしまった・・・。

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX

    ファウストはあらゆる学問を究め尽くし、人々から尊敬されるも、知識で人を救い幸せにすることは出来ないと絶望する。そんなファウストに妖怪「ミヨリ」が現れ、ファウストの魂と引き換えに「この世の至福」を見せてやると持ちかける。ファウストは人間が死んだらどこに行くのかわが身で確かめたい。と自害するつもりだったから、ミヨリの話に乗って人間の生きる意味を探る時空の旅に出る。
    早速、彼は魂の無くなった人体に乗り移るのを繰り返しながら人生という迷路を生き続けることに。

    「天守物語」では、妖怪・コトワリが人間の男に恋をしてしまうが、人間の争いに巻き込まれ愛する男を失ったコトワリは悪魔のように心化しまい、数々の悪行を繰り返す。

    「夜叉ヶ池」では天災を理由に若い娘を生贄に差し出す儀式を行おうと、一人の娘が犠牲になる。その娘を愛していた、転生したファウストは絶望し、「死にたい。この苦しさから逃れたい。助けてくれ・・。」と叫ぶ。しかし、死ぬことが出来ない。それはミヨリとの約束どおり、至福を感じないと魂は生き続けるからだ。
    どんな辛いときも未来永劫生き続けるっていうのは終わりの無い拷問のようだよね。(^^;)

    しかし、村人達の意に反し川は氾濫し村は滅びてしまうが、そこに多くの人たちが村の救済のために集まってくる。その光景を見たファウストはこれこそが希望だ。神は希望と言う名の褒美をくださった!と喜び、至福を感じる。これこそが永遠の至福だ!・・・と。
    このときファウストの魂はミヨリによって抜き取られ浄化する。

    人間の愚かさ、くだらなさを描くも必ず最後には愛と希望がある!という哲学的な物語。
    ちょっと長すぎる感があったが、意外にそれほど時間は感じなかった。
    しかし、もっと短くまとめても良かったように思う。
    大して笑えないコントがあったものの、全体的には良く出来た作品だと思う。
    ミヨリ役の高城ようかがひじょうに素晴らしい演技をしていた。
    セットの鎖が最後に落ちるシーンは成る程な~、と納得。

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    2009/07/03 18:45

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  • はむこ>
    はい。佐竹さんはひじょうに美しく、凛とした役もその美しさを輝かせていました。
    コトワリのお知り合いと言う方が、コトワリだけを公演中に一眼レフカメラで撮っていました。ひじょうに迷惑でした。非常識にも程がある。芝居に集中できないし、音も煩い。

    2009/07/05 11:34

    ご来場ありがとうございました!
    そして早速のコメントありがとうございます!
    客演であります佐竹さんの美しさには定評があります(笑)。
    高評価いただいた(ありがとうございます!)劇団員の高城は次回公演も出演予定ですので、是非またご来場くださいませ!
    ありがとうございました!

    2009/07/05 08:00

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