眠るために目醒める 公演情報 reset-N「眠るために目醒める」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    迷走する妄想劇
    全ては脚本家・演出家の妄想劇と稽古場での風景を混ぜ込んだような芝居。
    ここで表現される情景ではどうやら作家は不眠症で女性を癒しと位置づけている。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ひじょうに繊細な物語だ。
    稽古場では演出家不在で役者のみが演出家のメールを頼りに自主的に演じる。稽古場での風景そのもの。そのうちそれぞれの役者が見た夢。と題して、夢を語っていく。この夢は演出家の妄想だが、「魚の目を食べると海を見る夢」や「裁判の夢」「エアー女の子」の話は面白い。

    一方もう一つの舞台では演出家の傍で眠る女が居る。彼女は不眠症だが、演出家の部屋でなら眠れる。彼女とは演出家の願望で架空だ。
    稽古場での女が不眠症を理由に50人以上の男に抱かれて寝たが、それでも不眠症は治らない。とやっと気づく。稽古場での女と演出家の傍で眠る女はこの場面でリンクする。要するに同一人物だ。

    演出家は不眠症と創作について苦悩しながらも自分が生きてきた事を肯定しようとしている。そう努力しながらも、眠った後は必ず目覚めるようにアイデアも水のように湧き出て欲しいと願う。

    脚本は非現実な夢を見せる創作だが、演出は現実的にどう見せるかの創作なのに、脚本と演出を同時に受け持つのは、夢を見ながら現実と向かい合うという反面に疑問を抱く。

    そんな演出家の自分自身の内面を描いた作品。

    これを理解出来る人がどれほど居るか?
    もうちょっと大衆化、単純化した方が良いと思う。凝りすぎると観客に受け入れられなくなるから。
    それから全体的に長すぎ。色んな部分を追求し表現したかったのだろうけれど、もっと削ぎ落とした方が観易い。そうして、最後の場面、男優の小芝居はいらない!(苦笑!)


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    2009/06/30 17:56

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  • あゆむ>
    おひさ!です。(^0^)
    これはこれは・・・見ていてくださってたのですね。有難う御座います。

    ワタクシblogは殆ど見に行きません。たま~に暇な時に行くくらいですね。毎日が忙しいですので・・。(^^;)
    最近は自分の日記も放っておりまふ・・(^^;)

    確かに受け取り方で随分違ってくるでしょうね。ワタクシなどは自分の感性のみで書きこしていますので作家の意思と違うこともあるかと思います。

    そうそう、興味の無い部分は割愛して興味のある部分はやはり詳細に書きますね。センスというより好みの問題です。ワタクシの場合!(^^;)

    2009/07/01 11:27

    みささん、お久しぶりです。
    みささんが観劇後に、リライトする物語のあらましが、いつも好きで拝見してます。

    みなさんblogに感想など書かれるとき、自分たちなりにストーリーを
    ある程度整理してくれるのですが、それが、それぞれの感じ方でテキストが違うの
    が興味深いです。

    どこが興味深く、どこが割愛されているかというこで、その書かれた人の
    センスや好みが見れるのがいいなーと思ってます。

    夜分に失礼しました。。。。

    2009/07/01 01:46

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