満足度★★★
Don't think, feeeel!
名を捨て身分を捨てて自分たちの理想郷を「建国」して暮らす人々を描いた物語、シュールさとオフビート感覚のブレンド具合が独特にして絶妙。
シュールと言えば屋外(公園らしき場所)なのに上手奥には襖、中央と下手奥には金色の額縁があるという美術もシュールレアリスム(=ルネ・マグリットとか)の絵画を思わせる。
また、第*章・第*節で区切られていることには箱庭円舞曲(アッチは当日パンフに書いてあるだけで劇中で表示したりしないけれど)、公衆便所で暮らしている人物がいるのにはMUの作品を連想。
で、何の比喩であるかとか教訓はあるのかとか、そういったことは読み取ろうとせずひたすら感じるままに観る。だって、「Don't think, feeeel!」系でしょ?(笑)
とかいいつつ、4人に増殖(分裂?)した「女」には「民衆から神と崇められたアノ人」などを連想したが、それは深読み…ってか誤読?(爆)