隣人キタル 公演情報 ワンアワーパーキング「隣人キタル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    復讐
    すごくいいです。サスペンス色濃く、それでいて観終わったあとに家族の情景、夫婦のあり方を再認識して優しい気持ちになれる。
    お勧めの一作!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX



    引っ越してきた男・宮崎の目的は、義理の妹が自殺した原因を作った不倫相手への復讐だった。その不倫相手だと確信していた隣の住人・小泉をじわじわと追い詰めていく。その追い詰めていく過程の復讐に燃えるズルさと屈折具合がいい。何も知らない小泉の妻は宮崎を自宅に入れてしまい、宮崎からナゾかけのように少しだけ真相を知らされると、夫を不審に思ってしまう。
    夫婦の関係が壊れるって、案外、簡単なのかもしれない。

    しかし、宮崎が確信していた不倫相手は小泉ではなく、部下の木下だったと知るや、宮崎は「なぜ、こんなガキを好きになったんだ!小怪はっ!馬鹿なヤツだ。」と落胆する。
    一方、小泉は、隣に住んでいた小怪とは高校時代につきあっていたが、それ以降は何も関係がない事、会社をリストラされた事を妻に打ち明ける。
    妻は「どうして何も話してくれないの?何かあったら二人で乗り越えていくのが夫婦なんじゃないの。そんなんじゃ、二人で一緒に居る意味がないじゃない。」と迫り、小泉は「悪かった、今度からそうする。」と謝り、夫婦は抱き合い仲直りする。

    役者は全員が演技派で復讐心に燃える宮崎の表情の嫌らしさ。木下の実直さ。儚げだけれど芯の強い小泉の妻。仄かな色気のある「小怪」のママ。ダメ男子っぷりの木下。それらの演技もソツが無く見応えのあるお芝居でした。

    やっぱ、観終わった後にじーーんと心に響く物語は素敵です。

    4

    2009/06/14 16:27

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  • あはっ。やっぱホンマもんの関西弁、ええですわー(^0^)
    恋心は絶大なエネルギーですねん。それで人生活き活きもすれば、復讐劇にもなるってことですねん。

    小屋の外でも一人芝居してましてん。だからか・・周りは妙に静かでした。
    いあいあ、勤まらないっつーよりも演技してるよりハイテンションで仰け反りました。
    思わずマンゴージュース持って席移ろうか?思ったほどですねん。
    ああいうおっさんも居てるって、ひしひしと勉強させて貰いましたわ!(^0^)

    2009/06/16 17:32

    なるほど・・、目からうろこ・・。

    そうそう、ほのかな恋心、そゆことでしたか・・。
    いや~、それなら大いに納得。
    どうもそういう男女の機微に疎いもので、何で他人の妹にそこまで必死こくねん、って奇異に感じてたのですけど、恋心が原動力とあれば、それは十分アリですね・・。
    いや、場合によっては、とてつもないエネルギーかも・・。


    宮澤さん、演じた後でそのハイテンション、凄いですね・・。
    それくらいエネルギッシュでないと、務まらない稼業なのかも知れませんね・・。

    2009/06/16 16:31

    この兄は義理の妹にほのかな恋心を抱いていたらしいの。義理だから血の繋がりはないでしょう?だから・・。

    パートナーを信じられなくなるって、大抵はどちらかが説明不足というか、ちゃんと話し合っていないというか、隠し事をしている場合よね。誤解されないように普段から話し合っていれば強い絆で結ばれてるわけだもの。

    はい。容疑者を追い詰めていく心理は思わず引き込まれましたよ。

    実は観劇後、近くの「ファーストキッチン」で一人静かに食事をとってたら、後から宮澤ら役者陣10人が入ってきました。
    まあるいテーブルに陣取り、宮澤のハイテンションな独壇場でした!(苦笑!)
    まるで寄席でも観てる感覚。でるわでるわでるわでるわ!オヤジギャグの連発!
    物凄いエネルギーでした。演じた後によくもまあ、あれだけハイテンションでいられるなー。って感じ。見たまんまの人でした!(爆)

    2009/06/16 09:48

    義理の妹、というのが少し弱い感じもしますけど、復讐の念を秘めてターゲットに近づく・・。
    なかなかいいアプローチですね・・。

    ストーリーの展開もいい。
    とかく男女の仲ってのは本人達にしかわからないんでしょうし・・。
    なんであんな男に・・、と言う感情は、誰しも必ず一度は経験するものかも知れません・・。

    ちょっとしたシグナルにパートナーを信じられなくなるのも、またよくあることでしょうね・・。
    一度疑心暗鬼に陥ると、相手のこと全てが疑わしく感じられてしまう・・。

    誰しも陥りそうな状況だけに、こういう作品はワクワクしながら観られる作品なんでしょう・・。

    その上役者陣が堅固とあれば、これは見ごたえあるでしょうね・・。

    2009/06/15 20:14

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