炭酸の空 公演情報 津田記念日「炭酸の空」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    人物は描けてる
    イライラする(これは必ずしも悪い意味ではない)芝居だった。理解はできるものの、登場人物に共感できないのがイライラ感の原因。それは、とりあえず人物像は描けているということなのだけれど、エンディングに向けての展開が納得できるかは、ちょっと別物の気もする。タイトルは象徴的な意味を持つのだけれど、それも充分に活きているとは思えなかったのは惜しい。

    ネタバレBOX

    近未来、「終末」が予告され地上が放射能で破壊されつくした状況下での地下シェルターでの物語。車椅子の少女・繭(牛水)と管理者然とした大石(成田浬)・ちょっとダメな感じの数野(宇賀神明広)、そして、最近このシェルターに逃げ込んで来た副島(山本亜希)・押切(高橋裕太)がいる。繭は以前は兄(内山清人)と一緒にいたらしく、回想か幻影か、兄と会話することがある。放射能はいずれシェルターにも届いてしまうらしく、いずれは終末を迎えるらしい中で、他の住人に何かの薬の服用を指示する大石だが、薬の正体などは語らず、数野や押切は怪しむ。副島や押切が体の不調を訴える中、数野が別のシェルターに逃げる計画を立てていたり、副島と大石が関係を持ったらしかったり、数野が繭を襲ったり、というエピソードの後、繭と兄、そして大石の過去が見えて来て…、というわけだが、極限状態での行動ということで理解はできる。

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    2009/06/08 13:05

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