満足度★★★
KAVC FLAG COMPANY2019-2020参加作品 匿名劇壇 さんの『大暴力』の初日2ステ目を観劇
全6ステをKAVCで上演する舞台
2面舞台なので1回だけ行くなら間違いなくどちらで観ようか迷う感じではないだろうか?
上手く構成されてるのでどちらから観ても問題ないんだが出演者の好みによってはこっちあるかも
まず入って目を引かれるのが舞台セット自体の雰囲気
センターも気になるんだが正面に見える全体の雰囲気もタイトルを想像させる感じ
そしてサイドにあるもの、そしてその置き方?吊り下がってる様が気になるんですよね
そして独特な雰囲気のまま舞台の幕は上がっていく感じ
34本の短編が目まぐるしく、そして時にはゆっくりと展開されていく
一つ一つのお話は独立したお話でそれ自体で成立しているんだが、観ている内にそれらの繋がりや時系列、そして微妙な干渉の仕方が気になりだしてくる
それを考え出すとこの作品かなり難しいのかもしれない
単純に素直にショートストーリーとして観るのもいいんだろうし、深読みしてどっぷりこの世界に浸るのもいいのではないかって印象
作演の 福谷圭祐 さんが作り出すフラッシュフィクションの素敵な世界
ほんと随所にカッコいい演出が散りばめられてて魅力的な作品に仕上がってる印象
テーマは間違いなく暴力、ストレートにそれを観せてる短編もあれば、精神的な暴力であったり、確かにこれも暴力だよなってのも散りばめられてる
この作品笑ってる人もいれば、そうでない人もいる不思議な空気感になる瞬間がいっぱい
観るものの感性によって印象激変なのかもしれない
KAVC FLAG COMPANY2019-2020参加作品 匿名劇壇 さんの『#大暴力』の6ステ目大千穐楽をおかわり
個人的には開演前の曲の選曲もほんといいんですよね
そしてその雰囲気を照明とセットの雰囲気が期待を高める感じ
この感じから作り上げられる世界に期待させられるんですよね
自分は2回目だと言うのに…
そして始まる75分の素敵?な世界
素敵?ってのはどう感じるのかはやはり今回の作品は観る人のこれまでの体験や心の奥底に持ってるものによって感じるものが変わる印象
決して悪いとかではないんですよ
何かが刺さったりする感じなんですかね
笑顔が素直に出る感じでもないんですよね
そんな色んな感情を与えてくれる不思議な感覚をくれる素敵な作品
フラッシュフィクションによる34本の短編ほんと魅力的な作品たちでした
心からお疲れ様でしたをお送りします
終演後の物販には 佐々木誠 さん、杉原公輔 さん、東千紗都 さん、吉本藍子 さんと豪華なメンバー