満足度★★★★★
『遠野物語』を記した柳田國男と語り部としての佐々木、そして2人を引き合わせた水野の関係を軸に、佐々木や祖母の眼に映るこの世とあの世が当たり前に重なる景色と、ままならない現実に流される佐々木らの姿を抒情豊かに描く。遠野を再び訪れた水野と佐々木の会話に滲むそれぞれの孤独が胸に残った。
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2020/01/02 10:20
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