死に顔ピース 公演情報 ワンツーワークス「死に顔ピース」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     実話に基づいた作品で、今回は再々演だ。初演が2011年、再演が2016年、そして今回。(流石ワンツーワークス。追記後送)

    ネタバレBOX


     クラウン・ドクターとして知られるアメリカの医師、パッチ・アダムスさんの活動に刺激を受けた日本の医師が山口県で始めた医療と、みとべ千希己さんが今作で楠美役を演じた患者さんが話題になり、全国ネットのニュースが流れたという。偶々、このニュースを見ていたみとべさんが、是非芝居にしたいと脚本をお願いしたのが古城さんで、古城さんもこのニュースを見ていて作りたいということで意見が一致、親族や医師に了解を取り、取材をして作られた作品だ。今作で用いられている被り物は、かつて実際にこの医院で用いられていた物をお借りして使っている。被り物は看護師さんたちの手作りである。
     誰もが決して避けることのできない己の死、現在では病院や施設で亡くなる方が殆どだが、病んだ体で迎える最後の時間を、その方の最も大切な方々と共に過ごさないことは、ホントに幸せなことか? 誰もが例外なくぶつかり、気懸りな深い問題をじっくり考えさせる作品である。

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    2019/10/30 15:28

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