あつい胸さわぎ 公演情報 iaku「あつい胸さわぎ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    110分。

    ネタバレBOX

    千夏(辻凪子)…大学1年。一応小説家志望。光輝のことが好き。透子を姉のように慕っている。乳がんが発覚して、乳房切除と母と失恋のことで苦悩する。
    昭子(枝元萌)…千夏の母。千夏出産後離婚し、シンママとしてパート勤めし千夏を育て上げる。木村に恋するが失恋。千夏の乳がんのことで困惑するも、千夏に寄り添い生きていく。
    光輝(田中亨)…千夏の幼馴染。千夏と同じ美大に入り演劇の勉強をする。イケメン。一回り年上で初対面の透子に恋してその日の内にベッドインするテクを持つ。
    透子(橋爪未萠里)…昭子の同僚。30歳独身。アートに理解のあるお姉さんで、武藤親子の相談役であり理解者。光輝と一夜を過ごすが千夏の恋心を知り光輝の前から姿を消す。
    木村(瓜生和成)…昭子らの会社に転職してきた独身。東京(千葉)でのAEDセクハラ事件に疲れ社長に拾われた。昭子の恋心に気づかず傷つける。

    序盤から中盤はひたすら笑えて、乳がん発覚くらいから不穏な空気が満ち始め、千夏と昭子のストレスと悲しみが張りつめ、親子の愛情で優しく包まれる舞台。

    学業(小説)も恋愛もうまくいかず、ガンに罹患しイラだつ千夏の姿に心を掴まれる感覚になる(まあ、ちょっと引いて見れば登場人物全員なんだかんだ上手くいってないんだけど)。本作が恋愛ってファクターに比重が置かれていてわかりやすいからか、よりすぐそばにある悲しさを感じているのかもしれない。
    けどきっと、コンプレックスとかネガティブな状況に押し潰されそうでいて、けど耐えている千夏の姿に「生きてく理想な」姿を見出しているから感動するのかなって思った。

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    2019/09/16 22:53

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