満足度★★★★
鑑賞日2019/08/15 (木) 14:00
価格3,500円
日本によく似た架空の「王国」のとある企業の工場勤務の人々の「日常」(?)。
一応「現代」に見えるがなんせ「架空の王国」だけにどこかレトロな雰囲気が漂い、「外の国」から働きに来ている人物の女性感は戦前の日本の考え方を思わせる。
そんな前提で夏から冬にかけての期間を連作短編集のようなスタイルで描くのだが、随所にイマの世相に対する皮肉があり「だから架空の国という設定なのね」とニヤリ。
工場勤務経験者として一部の言い回し(?)が「それな」だったり少し前に観た肋骨蜜柑同好会と通ずるものを感じたりしたのも楽しかった。