プレビュー公演を観劇。 作品としては、丁寧な展開の分やや冗長に流れエンディングも時間切れで尻切れトンボの感は否めないが、神と人との関係性の逆転や将来のオメガ点の萌芽などにまで触れられていたのは好印象。 ただ、進化をめぐる学問と信仰、科学と宗教(神学)とのあり方をあそこまで取り上げるのであれば、一方向直進的な進化のイメージだけでなく、求めすぎは承知の上で、より現代的な広い観点から仮想的にでも例えば、ウィルソン、ドーキンス、グールド、スミスらの思想(宗教観、進化観など)をも取り込みさらに踏み込んだ劇論が繰り広げられるのを観てみたかった。
0
2019/07/07 18:22
このページのQRコードです。
拡大