満足度★★★★★
鑑賞日2019/06/09 (日) 13:00
座席1階7列33番
1幕と2幕の間の休憩時、フロアに出てきた若い女性たち。
やはり、生田斗真人気かな。ギリシア悲劇を元ネタにした芝居にしては、年齢層が若く、女性が多い。
そんななか、「神の信託って何のこと?」という言葉が耳に入ってきた。
ああ、古代ギリシアの話で、神託の位置づけが判らないのだなと思う。
かくいう私も、そんなに理解などしていないし、アイスキュロスの原作を読んだこともない。ただ、作品がその翻案だということは理解し、役の関係は理解していないと、ちょっと導入からして苦しいことになる。
4時間20分の古代ギリシア劇、さて、眠らないか心配したものの、それは杞憂に終わった。3幕目のアテナイでの裁判を成立させるために、第1幕と第2幕は、オレステスの記憶を医師が呼び戻すという構成。2回の休憩も、幕間で話を整理するにはちょうどよく、オレステスの精神状態を読み解くのに助かった。