凡凡凡 公演情報 演劇ユニット思考動物「凡凡凡」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    確かに日常の今の風景
    初見!どこにでもあるような、日常の出来事を仕事、家族、仲間という視点から描いた作品。

    以下はネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    あなたにとって仕事って何ですか?
    あなたにとって家族って何ですか?
    上記の語り掛けに役者が短編的に綴っていく芝居。
    仕事場の風景や、田舎での農業体験、畑で働く人、バーの風景、老人介護福祉施設などをテーマに社会と個人の微妙な位置関係を描く。

    作品自体は大きな感動や大きな笑いはない。だけれど、「あるある、うんうん、職場ってそんな感じ。家族と自分の関わり方もそんな感じだよなぁ。田舎のばあちゃんもあんな感じ!」なんて妙に納得する芝居。

    西田夏奈子はひじょうに歌が上手い。
    更に三村タエ役の演技は見もの。本当におばあさんかと思ったくらい。顔の表情や足の動き、話し方、腰の曲がり具合、完璧です。
    田中役で実家に帰る事になった理由のセリフは思わず、涙が出る。
    都会で暮らしバイトに明け暮れてるうちに実家の母は年老いて気弱になってくる。このまま東京に居る意味は?とか、将来は?などと考えると定職も無く東京に居る意味が何なのか分からなくなってくるのだと思う。

    現代の抱えてる問題点を柔らかく表現した舞台だと思う。

    2

    2009/04/09 12:00

    0

    0

  • はい。まんま。(^0^)

    三行目からの文面は正にその通りですね。
    大抵の方が日常の生活に追われてる。。

    実際、田舎は何もない。だから、尚更、東京に行きさえすれば何かが変わると思うのでしょうね。
    だけれど・・・演劇はやっぱ都会の文化でしょうね。
    特に小劇団は田舎にはないです。
    今回の物語はむしろ劇団の方たちの葛藤が描かれていたような気がします。


    2009/04/09 16:44

    ほんとにタイトル通り、日常の風景をそのまんま描いた作品だったみたいですね・・。

    レビューの後半、地方に住んでらっしゃる方なら、一度は思い悩む葛藤でしょうね・・。

    東京に出さえすれば、そこには無限の可能性が広がり、ばら色の人生が待っている・・。
    夢と可能性を信じて、でもふと気づいたら日常の生活に埋没して、いつのまにか、かっての情熱や思いも薄らいでいく・・。

    結構ありそうな情景だけに、すんなり入れる作品なんでしょうね・・。




    2009/04/09 14:07

このページのQRコードです。

拡大