リア王 公演情報 東京デスロック「リア王」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    REBIRTHラスト
    これでREBRITHシリーズはラストとの事です。
    次はどこに向かうのか、デスロック・・・。
    と思って当日パンフを見ると、日韓合同事業として秋に「ロミオとジュリエット」日本バージョンと韓国バージョンの上演!
    これREBIRTHシリーズですよねえ?

    今日はテレフォンショッキング形式アフタートークの内田慈さんが。あれれ・・・?

    ネタバレBOX

    内田さんは今日はソワレと思っていて15:00からの公演、見てもないそうです。というか、勿論開場にも来れず。

    代わりに出てきたのが岩井秀人さんだったのが逆に嬉しかったですけど。
    でも、18:00からの「転校生」を見に行くために巻きで進めて、途中で帰ってしまった・・・。
    こういうハプニングも含めて、楽しかったです。
    終わって外に出てみるとモモンガ・コンプレックス指導?のパフォーマンを思いがけずやってました。
    キラリ☆ふじみ、良いすね。
    交通の便が良ければ言う事ないのに。

    肝心のリア王は、とにかく演歌でした。
    演歌の似合う演目ですね。

    「天城超え」から始まるリア王。
    ただ、「大恋愛」で多田演出に惚れ込んで見てきたデスロックだけど、今回は今まで「話は良く判らないけど感動させられる圧倒的な演出」というのが弱かったように思いました。
    アフタートークで岩井さんも「再生、大恋愛と感動して大泣きしたんだけど、今回はそれがなかった」と語っていて、多田さんは「今まではロミオトジュリエットならだるまさんが転んだ、マクベスならイス取りゲームとかひとつの大きな仕掛けでやってきたけど、今回は戯曲の部分部分を細かく取上げてひとつひとつを演出に変えてみた」と言っていて「たまたま全体的なものが好きだっただけなのかな?」と岩井さんも腑に落ちない様子でしたが、自分も同じ感じでした。

    細かく戯曲を取上げて遊び心のある演出に変えてゆくというのも良いのだけど、その分作品トータルとしてのエネルギーが落ちた様な気がします。
    戯曲のセリフは大音量の音楽にかき消されて聞こえない部分も多いのだから、演出のパワーというか勢いというか、それが落ちるとちょっと見ていて消化不良になってしまうな、と思いました。

    もちろん擬似老人体験グッズを導入したり、落語をやったり、ふんどしで登場したり、追いかけっこしたり。
    個々に見ると面白いんだけど、でも、どうも小手先の遊びに見えてしまうのが勿体なかったです。
    単なるおふざけに見えてしまって。。。

    去年見た大日本プロレスの「リア王」の方が「リア王」の筋がわかりやすい上にエネルギーを感じて、面白かったなあ。。。

    演劇がシェークスピアでプロレスに負けてはいけないと思うのだけど。

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    2009/03/30 02:58

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