エンれぱ!Vol.6 公演情報 しむじゃっく「エンれぱ!Vol.6」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/01/05 (土)

    5日ソワレ(85分)を拝見。

    ネタバレBOX

    短編4本の「エンれぱ!」Vol.6。

    最初の池西ばくさん作『瓦礫のモグラ』は、杉山純じさんと安藤陽佳さん(好演!)のトボけたやり取りから、(大袈裟かもしれないが)2人の登場人物の半生まで伝わってくる作品。
    あと…不条理劇に対しての、観客である自分の読解力不足も正月そうそう実感してしまい…(苦笑)。

    2番手の岸田國士作『ぶらんこ』は4年前、渋谷ギャラリーLE DECOで、キャリアのある役者陣の舞台として観たことのある作品。
    でっ、今宵の篠崎健人さん・白野熊子さんのお二人、ひねたオッさんの目にはママごと夫婦のように映った…のにもかかわらず、この若い2人の方が作品の良さが伝わってきたのだから、演劇とは不思議なものである。それから、助演のタコ太郎さん好演!

    3番手の『LiePhone4s』は、いかにもアガリスクの冨坂友さんらしい、セリフにセリフを畳み掛けていくような作品。
    何処か聞き覚えのある声で、昨年夏の『涼風至る』に出ておられた方だと気づいた双葉さんの熱演と、セリフがあるときは勿論のこと、セリフが無いときのDEWさんの細かい演技が、個人的には印象に残った。
    それにしても、外部公演を観て改めて実感したことだが、こんな芝居を過度にリキまず・(セリフのない場面で、安堵の)隙を見せないアガリスクエンターテイメントの座員さん達の力量は大したものだなぁと。

    ラストの『ミートソース・グラヴィティ』は、2016年の9月、作者の小栗剛さんの所属団体・キコ/qui-co.の公演で拝見したことのある作品。
    今宵は、新野寿光さんとタコ太郎さん、新野さんと安藤陽佳さんの掛け合いの妙を楽しませてもらった。個人的には、本作が一番の好みだった。

    経験の浅い役者さんに場数を踏ませる…という「エンれぱ!」の趣旨を存じ上げているので、細かい点については敢えて触れない。でっ、最後に期待を込めての一言。
    今回の「経験の浅い役者さん」が今後、どう化けていくのかが愉しみだなぁ!

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    2019/01/06 05:13

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