コルテオ 公演情報 CIRQUE DU SOLEIL「コルテオ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    シルク初心者にはいい作品だと思うが・・・
    「コルテオ」はイタリア語で「行列」を意味する言葉。
    ひとりの男性が自分の死に際し、過去を振り返りながら旅立っていく。
    まぁだいたいそんな話。

    シルク作品においてストーリー自体にさして意味はない。
    ノンバーバルを基本に、独特の幻想的な世界観の中で、
    人間離れした数々の技が至極当然のように繰り出されていく。
    転換の間すらも自然に、自然に。それがシルク演出の基本だと思う。

    上記を基本と考えると、少し異質な作品。
    シルク初心者の入り口としては問題ない作品だが、
    10作品以上観ている自分にとってはいくつか気になる点が。

    気になった点はネタバレにて。

    ネタバレBOX

    1.出演者が割としゃべる
    シルクのショーはノンバーバルが基本なのだが、出演者がイタリア語で割としゃべる。
    カタコトの日本語まで混じってる。
    かと思ったら日本人の演者が出てきて流暢な日本語まで披露。
    うーん、なんかすごくおもねってる感じがした。

    2.技が思ったほどではない
    世界トップクラスのアスリートが集ってる割には技がショボイ。
    ともすれば命の危険を感じるような緊張感だったり、
    通常の体操やアクロバットの技を軽く凌駕するのがシルク。
    と思って観ていると、凌駕してくれないのでちょっとがっかりする。
    特にフィナーレの「ツアーニク」はかなり微妙。

    3.ショー・チューンの位置が?
    CMでもおなじみのショー・チューン。
    通常オープニングかフィナーレだと思うのだが、1幕の最後で登場。
    えー!ここでー?という感じは否めなかった。



    とまぁ否定ばっかり書いたけど、悪い作品という意味でなく、
    シルク作品として異質と言うだけだと思う。
    「シャンデリア」と「フット・ジャグリング」は好きだった。

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    2009/03/13 01:53

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