満足度★★★★
三遊亭円朝(1839-1900)の傑作落語を大西信之が文学座のために脚本を書き下ろし、杉村春子+北村和夫で1974年から上演され評判となったものの新しい役者による鵜山仁の新演出での再演。60分+20分休憩+60分
円朝の話は非常に多岐にわたっていて、大西版は前後をかなりカットしている。
あらすじは文学座のウェブサイトにある。「文学座 牡丹燈籠」で検索しよう。
簡単に言うと、前半は色と欲に目が眩んだ男女二組のお話。すぐに幽霊が出て来てテンポ良く進んで行く。お米の「伴蔵さん」の低い声が最高に怖いやら可笑しいやら。お峰伴蔵のセリフ回しも快調!
後半は悪人どもに天罰が下るお話。こちらは少しテンポが悪く中身もすっきりしない。
年齢が高いほどしっくりくるはず。私の行った回はおそらく平均年齢は70歳近いと思われる。