満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/20 (水) 19:00
座席1階1列
犀の穴プロデュース『ONE DAY』犀の穴
楽しすぎました!
舞台という表現形態の持つライブ感や自由さといった醍醐味を存分に感じられる作品でした。
シンプルな素舞台にダンボールや布を使った見立てによる演出、身体表現を駆使したアナログ的表現が次から次に登場してワクワクが止まらない。
映画を見ているようなカメラワークを表現した演出も面白かったです。
(特に冒頭の紙飛行機とティコを真上から見たアングルがすごく良かった)
個人的にこの作品で一番魅力的に感じたのは、ヒロイン ティコの存在感でした。
10歳に幼児退行した少女(正体は・・・)を見事に演じきっていた柳川さんの役作り、演技が大変素晴らしかったです。
無垢であどけなくて天真爛漫で、こんなに役に違和感の無い演技を初めて観たかも知れない。
チョコを食べたときの表情がまた最高に可愛くて、
人間こんな幸せそうな表情ができるものなのかと驚かされました(^^;)
家族を失った者同士であるティコ、ハル、オカの3人がドタバタな冒険を通じて
次第に本物の家族のように絆を深めていく姿にじんわりと来ました。