曾根崎心中 公演情報 TOKYO NOVYI・ART「曾根崎心中」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ひたむきな恋
    正統派のお芝居だと思う。
    ただ、題材が題材だけに重い。

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    曽根崎心中はあまりにも有名だけれど、この戯曲、読んだ事がないという方は案外、多いのじゃあないかなー。

    遊女のお初と徳兵衛は、深く愛し合う仲でしたが、徳兵衛の主人は妻の姪と結婚させようと、徳兵衛の継母に持参金を渡しました。徳兵衛は、この話を断ったのですが、そうなると持参金を返さねばなりません。持参金を返すつもりでいたところ、友人の九平次にうまく言いくるめられて、騙し取られてしまうのです。
    返す持参金はない。九平次からは裏切られ罵倒される。男の一分が立たなくなった徳兵衛とお初は、曽根崎の森に死に場所を求めてさまよい、心中するというお話です。

    遊女のお初のセリフがちょっと聞き取り難かったのと、舞台が静かすぎた。
    それなりに和的な音楽も取り入れてはいたが、遊女お初のセリフ回しが遊女特有のゆるりとしたのんびり口調なので、間がシーーン。

    心中する場面もライトの効果で美しい舞台なのだが、あまりにも切迫感がない。人が死ぬ時って、あんな風にどこか湖の淵でも散歩するように、の~んびり、死んでゆくのだろうか?優雅に・・。

    死ぬ。という芝居に何処か違和感を覚えた演出だった。
    物語が物語りだけに、重い空気が漂って、ワタクシにはムカナイ芝居。

    九平次ら3人の演技は見事でした。
    九平次など、とぼけたずる賢さや、徳兵衛を貶めていくさま、お初に詰られて退散するさまは、当時の情景がそのままリアルに甦ってくるようで、絶妙な演技でした。

    次回は「ワーニャ伯父さん」か、「かもめ」を観ようと思う。

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    2009/02/04 22:01

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  • おーじ>
    やっぱり・・、意外に読んでない方が多いのよね~。
    劇場でも、そんな話をちらほら聞きました。

    この劇団は初見のお客様は招待してくれるから、サイトで予約してみたら?
    どの公演でも、どれか1つ、選んで観られる(^0^)

    その代わり、かなりの量のアンケートが待っております。
    これ、ちょっと量が多すぎる。
    後日、劇団に申し出てみるけれど・・。
    あまり、量が多いとやんなっちゃうです。はい・・。(。。)
    観客も、観た後、ヒクね、きっと。。


    2009/02/05 17:43

    近松の戯曲ですね・・。

    そういや舞台になった露天神社はよく行ったのですが、戯曲そのものは自分も読んでませんね・・。

    心中ものですからね、死を直前にしてのんびりというのは、ちょっとリアリティに欠けるかも・・。


    この劇団、ずっとクラシカルな、正統的な作品ばかり手がけているのですね・・。

    自分も一度観てみたいと思っているのですけど・・。

    2009/02/05 12:53

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