きゃんと、すたんどみー、なう。 公演情報 青年団若手自主企画 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 一日の流れだとは思うのだが、とてつもなく長い時間が流れていて、その中で色んな事が起こった・・・筈。


    そして、何故か違和感の感じる笑いが起こる芝居だった。


    それは自分の保守的な考え方からなのか、それとも、自分の中の差別的な考え方からなのか・・。
    例えば、知的障害者の動作などで笑いが起こる。
    「笑う所?」と私は感じる。
    でも、「笑う」という動作を制御する本来の私の概念は何だろうか?
    例えば、その動作を健常者がわざとコメディーのようにやるのなら
    笑ってもよい
    障害者だから、笑ってはいけない


    その境界線を自分が引っ張っているからなのだと思う。
    「○○だから・・・」という葛藤は劇中でもワードとして出てくる。
    私も、その線引きをすることによって差別をしているのだろうか。




    劇中の3姉妹の姉は知的障害者。美談を語る必要は勿論無い。
    第三者の気持ちと、身内の気持ちと、当事者の気持ち。


    どこに心を置く事が出来るか劇中で「結婚」に関しての様々な葛藤は、当然起こり得る現実的な話である。


    ただ、何か、違和感があった。
    それを具体的に言葉に出来なくてもどかしいのだが、そのもやもやした感じで良かったのかもしれない綺麗ごとで、話が終わってしまうのなら24時間TVで良いのかもしれない。


    ただ、きっと、こんな風に人は関わり合って、どこか、寂しい想いを溜め込んで、でも、毎日を生きてるのかなと思った。


    そこには境界線はない。


    色々考える種があった、芝居だった。

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    2017/09/26 00:04

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