きゃんと、すたんどみー、なう。 公演情報 きゃんと、すたんどみー、なう。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    ああ、いいもの観たなぁ、と観終わってすぐに思った。

    切実な題材をしっかり描きつつ、それだけでないさまざまな人の想いを繊細に積み重ねた作品。そこに日常を逸脱する奇妙な存在を加えて、ペーソスとユーモアを感じさせた。

    三姉妹を軸に、友人や夫や引っ越し屋さんや施設の職員など、それぞれの想いが丁重に描かれる。

    三人姉妹のそれぞれに感情移入しつつ観ていた。特に三女の不安や屈折、そして亡き母(のように見えたもの)との会話が印象に残った。

    キャストはそれぞれ魅力的で、中でも長女と結婚したいと言い出す男を演じた岡野さんの演技に説得力があった。

    ネタバレBOX

    会場に入ると、作り込まれたセットが目に入った。そして、そこにはすでに人の姿があった。どうやら引っ越し屋さんらしい男女の会話から、物語は始まった。

    三人姉妹の暮らす家。三人姉妹の次女が、結婚して家を出るのだけれど、夫の荷物がまとまってなかったり、知的障害のある長女が動揺するなどのトラブルで作業は進まない。

    長女は男性に対して人見知りするため、引っ越し屋さんを見てパニックを起こしたらしい。しかしどうやらそれだけではなく、妹が家を出るのがショックだったのだ。

    それは、三女についても同じだ。障害のある長女とともに取り残される不安。この先の自分の人生。あるいは、次女の夫となった人物への気持ちもあったかもしれない。元々は彼女の方が先に知り合っていたのだ。

    そこに、長女と同じ施設に通う男が現れ、彼女と結婚したいと言い出す。ともに知的障害者であり、2人で暮らすのは無理だと言われるのだけれど……。

    奇妙なペット(!?)の存在が物語に不思議な味わいを加える。

    電話での哀しい知らせによる結末を描かず、長女の身支度をしつつ暮れていくエンディングにも心惹かれた。
  • https://blogs.yahoo.co.jp/suwansong2014/36862602.html
    こちらで感想かいてます

  • 満足度★★★★★

    デジャブ感はあったものの、良いところもありました。

    ネタバレBOX

    知的障害者の長女を含む三姉妹の話。

    好き同士が結婚したいと望むところとその二人の結末は、東京セレソンデラックスの『くちづけ』のようでした。

    日常の中の非日常、非日常の日常は先生の手法通りでした。と言うか、そういう企画の方が会議で通り易いのでしょうか。

    黒い布状のものを被った塊りは不思議感覚の漫画家だと思いながらも、もしかしたら巨大アメーバピーちゃんかもしれないと考えました。しかし、黒いものが虫取り網なのではないかと考えるとやはり漫画家だよなって思いました。そして、亡くなったお母さんに見えたものがピーちゃんだったことと黒い塊りから発せられた声によって、黒い布状のものを被った女は漫画家だと確定しました。

    そうなると、辻褄が合わないことが出てきました。廊下のふすまがひとりでに開くのは不自然です。いくら不思議感覚の女だったとしてもあくまでも人間です。ピーちゃんだったらひとりでに開いても良いのですが、日常の存在である漫画家の場合はNGです。手が使えないのなら、西部劇に出てくるドアのようなどちらにも開く観音扉にすれば良かったのではないかと思いました。

    日常は日常、非日常は非日常、押さえるところはキチンと押さえて初めて日常の中の非日常、非日常の日常が生きてくるのだと思います。

    姉を守るために妹たちを産んだのではないかという問い掛けは重たいものがありました。素晴らしい一言でした。

    化粧の途中で終わってしまい、舞台上に残された長女と次女はこの後どうなるんだろうと興味津々でしたが、化粧が終わりなんやかんなで舞台からはけ、ホッとするやらでクスッと笑って帰路につきました。
  • 満足度★★★★

    素舞台に近い使用法の多いアトリエ春風舎に、作り込まれたリアル美術が嬉しい。
    畳の間から縁側、短い渡り廊下で奥の家屋とも続きになる。
    縁側を降りた奥の下手は抜き板を縦に重ねた時代がかった塀。
    畳の上の円卓に麦茶のポットとグラス、、やや斜めに傾いた日射が縁側を照らす。
    開場時間(開演20分前)から既に奥側に二人の作業員が座り、部屋にはタオルを被って足を見せて横になる何物か。時折会話していた二人の声が、前説の後に大きくなり、上々の日常芝居の開幕。

    余程時間が余っているのか、作業服の比較的若い男女の間にプライベートな時間が流れ始め、長い沈黙の中、見合う二人のキスの寸前に寝ていた某が奇声を上げて起き上る。(この絶妙なタイミングをどう図ったのか未だ不明。)

    芝居は伏線と謎解きの構成もあるが、どちらかと言えば伏線抜きで強烈なキャラが登場して展開を見せるので、場当たり的、というか小説的?、ロードムービー的?予測できなさがある。そのためか、きちんと仕込んだ謎掛けの「解き」が今一つだったりもする。
    その典型が序盤、男女の関係への想像を促して閉じる一言「元気出しなよ・・」という女の台詞。含蓄があるが、後の「謎解き」が待たれる「振り」にしては、中身はぼんやりしていた。・・男の傷心の源は震災時に帰宅困難者となった妻を自宅で出迎えた時に妻が発した咎めるような一言。・・二人は間もなく離婚し、その後妻は死に(死因には触れず)・・云々。
    肩透かし気味なのだが、この「分からなさ」を大きな欠陥とは感じない。最初に張った伏線が意識に上らない程に、あれこれ強烈な刺激(謎掛け)がぶち込まれるからだ。「場当たり的」展開は他にも粗さを残したが、問題はその粗さより、話しがどのあたりに収斂して行くか、にある。

    伊藤毅企画、前々作(第一作)以来の観劇は、第二作を飛ばして三作目。気まぐれ気分で観てみたら、障害者とその家族という設定が同じであった。
    第一作の「アリはフリスクを食べない」では、軽度の障害を持ち作業所で働く兄と、婚約者の家族が出した条件に従って別居を決めてしまう弟、つまり家族内のやむ無き断絶が描かれる一方、彼に理解を示す女性スタッフが、彼との同居(結婚)を望んでいるらしい(が言い出せない)仄めかしの芝居をラストに置いていた。

    今作も「障害者を抱える家族」問題が軸になる。
    面白く観たが、この問題の視点から眺めると、物足りなさもある。またこれ(障害者)を扱う難しさを認識した舞台でもあった。

    ネタバレBOX

    (障害者を登場させた秀作として『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』が思い浮かぶ。障害を「問題」の源としてでなく「武器」として捉えていたから。主役は身体障害の青年だが、友人の軽度知的障害の男も信憑性ある行動が描かれていた。)

    さて伊藤企画の今作も、「軽度」の知的障害のある人物が中心となる。その女性・雪乃(村井まどか=年齢は行っているが童顔)と、若死にした母親に代って姉の世話をしてきた二人の妹・・次女ツキハ(月遥)、カスミ(花澄)という家族構成で、その実家が舞台である。(父親についてはあまり語られない)
    今日は次女の結婚・転出の日。冒頭から縁側に座るのは引越し業者の従業員らしいが、事情あって(妹の転出を受けいれられず姉・雪乃がパニックになったらしい)、一時休止状態になっている。

    芝居に登場するのは、次女が結婚する一風変わった婚約者、その同級生(上述の男女が勤める引越し屋の社長)、雪乃が通う先に居る自閉症系?軽度知的障害のあるボーイフレンドなど。

    ドラマ上の矛盾は多々あるが、最大の問題はやはり「知的障害を持つ人」の描き方、演技だろう。
    今回の舞台では、「普通とは何か」という問題提起のために障害者が駆り出された、という印象がある。有効な問いであれば結構なのだが、果たしてどうだろうか。
    「普通」を根底から疑い、相対化してきたのが60年代からのアングラ演劇であると私は思っており、しかしながら相模原事件この方、理詰めでこの問いに答える事が一定必要な状況にあるのかも知れない、と一応は理解する。

    にしても、やはりこの芝居の「障害者」雪乃とそのボーイフレンドに対する、周囲の対応のほうに、違和感がある。とても長年一緒に暮らしてきた人達とは思えない初心者のそれで、つまり「現実を切り取った」絵としては、緻密でない。
    頑張ってはいるが、障害者を演じるのがそもそも難しい課題である。彼ら障害を持つ人の「人物」如何で、筋書というものも変わって来るはずで、「どういう彼らなのか」・・描き切れていない所で問題提起は可能なのだろうか・・(これを言われちゃ実も蓋もないが?)そう思ってしまうのが正直な所だ。

    「こういう障害のある人を抱えると大変だネ」という素朴な台詞が、芝居の終盤に吐かれる事にも違和感がある。当事者でない引越し屋に言わせた台詞ではあるが、このテーマを掘り下げるに当たっては、これはとうに「終わった」問いであり、終盤に改めて持ち出す類ではない、と私は思う。「大変なことは何十年も前に分かっている」が当事者の思い。「そこから先」の歩みの方がうんと長いし重要なのではないだろうか。

    相模原事件の彼の手記をみると、食って寝て垂れ流すだけの「心失者」(植松被告の用語)を見て、彼らを「生かす」意味を見出せなかった事がわかる。
    しかしこの芝居に登場する軽度の知的障害を持つ彼らが、周囲を「疲弊」させる程の仕打ちをするのだと仮にしてみよう。もしそうなら、如何に周囲が真摯に向き合わなかったか・・当事者なら考えるだろうと思う。私の知る軽度の知的障害を持つ男性(ちょうどこの芝居に登場する彼らに近いだろうか・・20代後半~30過ぎ)は、実に男気があり、寡黙だが周囲への気配りのできる人だった。私は年下の彼の人格に尊敬の念を抱いていた。もう亡くなってしまったが(泣)。それらは彼らが身につけた「処世術」なのかも知れないが、「普通の人」よりは「混じり気がない」ように私には見える。彼らがそうできるのは、自分の生き方、行き方を全うしているからだ、と感じるようになった。短期的な目標しか持てない彼らだが、確かにそれはあり、「やりたいこと」のために彼らは生きている。その点、全く健常者と同じである。
    そうであるから、他者を慮る事ができるのだ。
    話は脇へ逸れるが、「自分がいかに我慢しているか」を、自分より「劣った」人間に対する非難によって表現するケースがある。我慢して社会のルールを守っているのに、彼らはそれをしていない、守れていない。その彼らが一丁前の顔をして生きている、支援を受けている、優遇されている。その事を許せない心情が「自分の生き方を全うできていない」事に起因していると、気づけるか気づけないかの差は、大きい。気づかせてくれた彼らに私は感謝している。と言って、自分が幸福になれた訳ではないが・・。
    それはともかく、彼らには一貫した人格があり、予測可能性が十分にある。芝居に戻れば、何十年も暮らした人達があれしきで根を上げるというのが、「リアルでない」と感じる最大の理由だ。
    もちろんこの芝居にも、「普通」を基準にした偏見に対する疑義はこめられているが、投じた石があまりに小さく感じられる。

    ドラマ構成の問題で言えば、今回役者一人の降板で台本を書き換えたという。その影響か、最終盤の「やや感動」場面に不自然さと、後味の悪さを残した。
    中盤、雪乃が相思相愛の○○君との「結婚」を宣言して「お世話になりました」と、家を出て行こうとする。
    「いつもはお母さんと一緒に来るのに・・」と不審がった○○君の来訪が、その展開に繋がった格好だが、二人の決意に対して周囲はそれをただ否定し続け、最後には妹らが「普通の人だって大変なのに、あんたたちは普通じゃないの」という本音の説得となる(この台詞がリアルに出てくるには何らかの特殊な設定が必要と思うがそれは置いておく)。
    この中盤の騒ぎを踏まえて、最後。その直前、死んだはずの「母」が三女の前に登場し、三女の本音ほ引き出す。「自分は姉のために犠牲になった(だから結婚もできず彼氏もできない、的な不満)」・・本心を言って泣く三女を、母は励ます言葉を紡ぐ。お前が生まれた時には雪乃はお姉ちゃんしてた(素朴にイイ台詞だ)、お前は自分で選んで姉の世話をしてきた・・これからも、いやこれからは、自分のやりたいようにやりなさい・・。
    三女が落涙した後、これを受けた最後の場面である。
    引越し屋も婚約者も去り、三人姉妹が居間に揃った時三女は雪乃の結婚を認める宣言をする。ここで終わっても良いのだが、この後の展開がある。○○君をやむなく一人で帰らせた(一人で来れたから帰りも大丈夫だろうと)、その彼が事故に遭ったという連絡が入る。雪乃に化粧をして上げようとはしゃぐ三女と、電話を受けた次女の対比が、長い・・のは置くとして・・次女が三女に事の次第(この時点ではまだ「事故った」という情報)を告げ、事実を共有した二人と、何も知らずに「結婚する」とはしゃぐ雪乃の対比も、長い。もう一度電話が鳴った時、雪乃が「電話なってる」と言い続けても二人は電話に出ようとしない・・。
    なぜ電話に出ないのか?これは大いに引っかかる。
    事実を知ることで、それを踏まえて雪乃にどう対しようかと、必死で賢明な判断をしようとする・・私はそれを見たかったのだが、二人は耳にフタをしたまま、雪乃の「おめかし」に集中していく。○○君は果たして亡くなったのか、持ち直したのか。恐らく亡くなったという結論になりそうだが、電話を取らない事により、妹の方が「萎えて」しまわないよう、事実にフタをしたのだ、と作り手は見せようとしたと思う。
    だがここには重要な問題がある。
    雪乃が○○君の死を受けいれられないだろう、という判断を二人が共有している事実がある。それは障害のある彼女らが「結婚などできない」と根拠なく否定したのと同様に、根拠のない事だ。これから彼と会えなくなるかも知れない事実、今の内に会っておいたほうが良いかも知れない可能性、雪乃の「思い」が持続的なものかどうかについての洞察・・そうした「判断を迷わせる」幾つかの要素を、省いてしまう大雑把さが、リアルな芝居であるだけに、気になる。この二人の態度を懐疑的に描く角度を、作者は有していない、と見えた。むしろ二人の態度は美談に収まる、そういう評価が滲む。
    「姉の結婚を認める」という妹の思いは、姉の「心」に即した判断であるのか、一般的にそれが良いことである、という判断を彼女自身の中で完結させてはいないか。この事を批判的に作者が描いているのだとしたら、二人がその事に気づく話にしなければその視点は観客に伝わらないだろう。

    「こんな重い荷物を背負った二人が、姉に歩み寄っている姿、何と美しいことだろう」という視点。施しの視点であり、妹らが姉からどんなものを「授かったか」という視点がない。必ずや、それはあるはずだ、というのが当事者の感覚だと、繰り返すが私は思っている。

    「普通」「健常」といったカテゴリーの実質を解体する言辞が、例えば唐十郎の戯曲には溢れているし、常識という観念を顛倒させる台詞劇ばかり別役実は書いてきた。かの時代から我々はよほど退歩してしまったのだろうか。

    ・・長々と愚痴をこぼしたが、「障害者=大変」の等式は現在の経済状況、雇用状況との関連でもたげてくる「魔の等式」であり、これにハマれば即、己の首をも締めにかかるのだ。「本当なのか」を吟味する命題ではなく、拒否し続け、その論拠を後づけでも見出そうとすべき、悪しき命題だと心すべきだと思っている。
    でなければ(今日も電波を使ってアホな目くらまし演説をやっていた)我が日本国の首相の見え見えの口車にさえ、丸め込まれてしまう。(いや、既に負けてこうなっている訳だが・・泣)
  • 一日の流れだとは思うのだが、とてつもなく長い時間が流れていて、その中で色んな事が起こった・・・筈。


    そして、何故か違和感の感じる笑いが起こる芝居だった。


    それは自分の保守的な考え方からなのか、それとも、自分の中の差別的な考え方からなのか・・。
    例えば、知的障害者の動作などで笑いが起こる。
    「笑う所?」と私は感じる。
    でも、「笑う」という動作を制御する本来の私の概念は何だろうか?
    例えば、その動作を健常者がわざとコメディーのようにやるのなら
    笑ってもよい
    障害者だから、笑ってはいけない


    その境界線を自分が引っ張っているからなのだと思う。
    「○○だから・・・」という葛藤は劇中でもワードとして出てくる。
    私も、その線引きをすることによって差別をしているのだろうか。




    劇中の3姉妹の姉は知的障害者。美談を語る必要は勿論無い。
    第三者の気持ちと、身内の気持ちと、当事者の気持ち。


    どこに心を置く事が出来るか劇中で「結婚」に関しての様々な葛藤は、当然起こり得る現実的な話である。


    ただ、何か、違和感があった。
    それを具体的に言葉に出来なくてもどかしいのだが、そのもやもやした感じで良かったのかもしれない綺麗ごとで、話が終わってしまうのなら24時間TVで良いのかもしれない。


    ただ、きっと、こんな風に人は関わり合って、どこか、寂しい想いを溜め込んで、でも、毎日を生きてるのかなと思った。


    そこには境界線はない。


    色々考える種があった、芝居だった。

  • 満足度★★★★

    ■約115分■
    出生前診断が進歩(という言い方でいいのか?)すれば、劇中の一家のような悩みを持つ世帯は減るのかもしれない。しかし、それでいいのだろうかと、帰途、考えてしまった。

  • 満足度★★★★

    115分。

    ネタバレBOX

    中藤奨…引っ越し屋従業員。ぎっくり腰になる。新田をふる。
    新田佑梨…引っ越し屋社長の腹違い?の妹。中藤のことが好き。
    赤刎千久子…漫画家。ペンネームうさぎ。ちょっと変わってる素直になれない子。
    緑川史絵…三女。母との話し合いから自分のしたいことを受け入れた。
    工藤さや…次女。夫と結婚するも、わだかまりを抱えている。
    村井まどか…長女。知的障害者。同じホームの岡野のことが好き。
    尾崎宇内…工藤の夫。大学助教授?の時に、精神的に弱ってた女学生に手を出したとか出さないとか。
    岡野康弘…村井と同じホーム。さのつく言葉をいうと落ち着くらしい。帰宅途中で車に突っ込んでいった。
    海老根理…中藤、新田の会社社長。
    由かほる…ホームの職員。じつは村井と合わないけど、家族からは信頼されているので一応ガンバッテイル。
    木崎友紀子…死亡した、三姉妹の母。三女の前だけに現れ、三女から怒りのような感情をぶつけられるも、しっかりと受け止めた。アメーバが触媒?

    母をなくし、三女と次女で障害者の長女を支えてきた。長女と結婚すると障害者二人で盛り上がり困惑と怒りを覚える次女三女。長女と岡野もヒートアップし、というとこらへんが前半の見せ場か。作中でも言われてた、尾崎の「普通なのになんでこんなに苦しいのか」というのは確かにねと思う。ただ、金銭面とか社会性というとこで、次女三女の話ももっともだよねと。
    母との対話で、一生?面倒みると決意した三女の気持ちの矢先に、岡野の事故の話が舞い込んで終幕という、結局、あの話の中でうまくいってる人いないんじゃないかという。そうなると、あの母は、やっぱり単なるアメーバだったのかななんて気がしてくる。いい感じに気持ちがまとまらない、いい舞台だった。

この公演に関するtwitter

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  1. 青年団 若手自主企画 伊藤企画 『きゃんと、すたんどみー、なう。』 おかげさまで、おととい無事に千秋楽を迎えることが出来ました。 暑い日も雨の日も、多くの方々に足を運んでいただきました。お忙しいなか本当にありがとうございました… https://t.co/M75Cu3XnYS

    約7年前

  2. 青年団若手自主企画 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」岡野さんの東田さん憑依度がすごい。でもリアルな演技かどうかなんてのはわたしにはあんまり興味がない。たとえば自閉症の人たちが苦手であろうグッと相手を睨むというのはリアルじゃなかったが、それで想いや関係が見えてよかった。

    約7年前

  3. →。そもそもこんなにも真っ正面から知的障害(という言葉でいいのか?)をとらえ、しかもちゃんと“演劇”という表現で舞台にのせていることがすごかったです。すべりこんでよかった。 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』。

    約7年前

  4. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』の千秋楽にすべりこんだのですが、どの役者さんからも目が離せなかった。すぐそばで起きている誰かの家の日常…かと思いきや、そこには演劇であるがゆえのマジック(それも現実的なマジック)があり、笑えるのに重い。→

    約7年前

  5. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』公演終了。あれだけ精緻に作り上げた舞台美術は、その後どうなるのだろう?つぶしてしまうにはもったいないけど保管するには大きすぎるだろうし。

    約7年前

  6. ←伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』 あと、やはり、まー君が暴れて組みしかれた時に、小さな声で、「さ、の付くことばー」って呟いているのです。 その時舞台で話されている台詞だけでなく、いわゆる同時多発会話だけでなく、同時に舞台に居る人達が補完し合っているのだと感心しました。

    約7年前

  7. ←伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』 本当に細やかな、誰も見えない細やかなことへのこだわりに感心しました。 まー君が登場する時に、塀の隙間から、家の中を覗くのですよ。私は3回目なので次に何が起こるのか知っているので判りましたが、それも見れたとしても上手の2、3人だけ。→

    約7年前

  8. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』 高等演劇を観てから開演後にたどり着いたので、会場に入らせて貰ったのは上演開始 5分後。上手の端で最前列に導かれました。それまで2回は4列目の真ん中でした。 最前列かつ上手の端なので、昨日初めて気付いたことが沢山有りました。→

    約7年前

  9. この絵も何人の人が目に出来たのだろう。うさぎさんの漫画。新田佑梨さんが書かれたそうです。 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』 https://t.co/xFVeKFfiOC

    約7年前

  10. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』千秋楽を迎えることができました。みなさまに支えてもらえたこと、多くのかたに観ていただけたこと、とても感謝しています。ありがとうございました! https://t.co/fepmY9vXTy

    約7年前

  11. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』終演いたしました。見に来てくださった皆さま、気にかけてくださった皆さま、ありがとうございました。俳優としては2年ぶりの舞台、お稽古中から本番まで本当に得難い経験をしました。来年8月まで次の予定はないのですが、今回得たものを糧に精進します。

    約7年前

  12. 【芝居】「きゃんと、すたんどみー、なう。」青年団若手自主企画 伊藤企画 https://t.co/S44HV5t1mQ

    約7年前

  13. 伊藤企画 きゃんと、すたんどみー、なう 本日千穐楽を迎える事が出来ました。 素晴らしい俳優と演出に、私の美術も一緒に生かされていた気がします。 小劇場ではなかなか無い、立て込んでからの一週間に渡る稽古。その中で私の手を離れて育ってくれた気がします。 一期一会、感謝しています。

    約7年前

  14. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」アトリエ春風舎でガチガチに組んだ美術セットって久しぶりに見た気がする。終盤蛇足に思われる部分が複数あったけど、それでも充分に素晴らしかった。今後もっと大きい会場で繰り返し上演されていくような作品。その初演に立ち会えて幸せでした。

    約7年前

  15. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」観劇。 一度も瞬きしなかったんじゃないくらい観入ってしまった。 観ること出来てよかった。

    約7年前

  16. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』 あんなに仕事をしている井坂さん、初めて見たなあ(笑)。 蛍光灯を点滅させたり、お母さんを生き返らせたり、不気味な空気・・・蛍光灯をチカチカさせたり、照明が効いてるなあ。 何か微妙にトーンが変わる場面が有るように思うのだけど。

    約7年前

  17. FunIQのかけ算「The Phantom Cowboy」→あうるすぽっとで「Double Exposure」→伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう」観劇→「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」読了。

    約7年前

  18. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』全てのステージが終了いたしました。ご来場、まことにありがとうございました。 とてもいい役をやらせていただきました。 写真は小道具の文字盤。気づいたら、よく触る文字だけ滲んでて、いい味出… https://t.co/xwObc79AMO

    約7年前

  19. 【終演しました】 本日をもって、『きゃんと、すたんどみー、なう。』の公演が終了しました! 沢山の方にお越しいただき、最後の方は窮屈な思いをさせてしまったかと思います。また由かほるの出演を楽しみにしていた方々、本当に申し訳ありません… https://t.co/AftxHsNVvW

    約7年前

  20. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』知的障害者の性を巡る話。非当事者が自分の作品表現において、こういうデリケートな問題を語るときに守らなくては原則があるように私は思う。当事者しか踏み込めない領域があるはずだ。モヤモヤしたスッキリしない気分の観劇になった。

    約7年前

  21. 川島潤哉さんの『コテン』からの伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』をエクストリーム観劇したのだが、どちらも余韻がすごくて勿体ない観方をしたなぁと思った。『きゃんと、すたんどみー、なう』は今年観た劇の中で1番良かった。生まれ変わったら青年団になりたい。

    約7年前

  22. 『きゃんと、すたんどみー、なう。』観劇。 前半は笑いながら観てたのに、後半は終始胸が締め付けられて、劇場出て歩きながら色々と考えてしまい、知らぬ間に涙が流れてました 演技も脚本も、全てが本当に素晴らしかった 今年に入ってから30本… https://t.co/5vEk6CqA0d

    約7年前

  23. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」全ステージ終演しました。m(_ _)m

    約7年前

  24. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』ずっしりと見応えがあり、よいお芝居でした。後で寄りたい場所がありましたが、お腹を空かせたまま帰って来てしまいました。赤刎さんも今までにない役で、これからがまた楽しみです。難しい役、難しいテーマにがっぷり取り組んだ皆様お疲れ様でした。

    約7年前

  25. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」@春風舎 自分のやりたいように振る舞うと他人のことを傷つけてしまったり、身動きが取れないと感じてると他人のせいにしてるだけと思ったり、なんか人って寂しがり屋だよなぁっと思いました。とまぁ、身につまされました。

    約7年前

  26. アトリエ春風舎で伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」。知的障害者の姉を持つ姉妹の話。綺麗事だけじゃ済まないものね。「あなたならなどうする?」と優しく、けど鋭く突きつけられた感があった。観れて良かった。 https://t.co/La97JvRErG

    約7年前

  27. アトリエ春風舎で伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」。知的障害者の姉を持つ姉妹の話。綺麗事だけじゃ済まないものね。「あなたならなどうする?」と優しく、けど鋭く突きつけられた感があった。観れ… https://t.co/KbGXuLPl77

    約7年前

  28. アトリエ春風舎‥伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」観劇♪優しさが突き刺さる。終演後に机上の三姉妹を見て、堪えていた涙が溢れそうになっちゃった。普段意識してなくても、家族にさえも、差別や偏見を持っているのかもしれない。相手を思い手をそっと添える気持ちが必要だね、孤独だもん

    約7年前

  29. 私最近芝居見て号泣する事件多くないですか????『きゃんと、すたんどみー、なう。』、我慢したのにボロボロ涙出たし、我慢したせいで唇の上全部鼻水で覆われた

    約7年前

  30. 青年団若手自主企画 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」@小竹向原アトリエ春風舎 - 中西理の下北沢通信 https://t.co/ehASBgHa6l

    約7年前

  31. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」本日13時と18時の回で千穐楽です。13時の回は当日券有り!18時は若干数のちキャンセル待ち。アトリエ春風舎は小竹向原駅4番出口から徒歩4分です。開演の30分前より受付開始です。本気で見逃さないで欲しいです。よろしくお願いします!!

    約7年前

  32. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』本日千穐楽です。18時の回は満席ですが、13時の回はまだまだ余裕があります。ぜひ見にいらしてください。春風舎でお待ちしてます! https://t.co/y2sxBOfZnv

    約7年前

  33. 伊藤企画、きゃんと、すたんどみー、なう。今日までです。お昼の回はまだご来場いただけますので是非とも! https://t.co/UsVPG2fpv0

    約7年前

  34. 明日はどうにかすべりこみで伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』観に行きます。観たいものが多すぎる。

    約7年前

  35. 伊藤企画さんの「きゃんと、すたんどみー、なう」を見てきました。 普通って何だろうはもうきれいごとになってしまっていて。 私たちって実は些細なことから知らない間に人を傷つけていたんだなと感じました。 苦しい事が見えないように、ふれないように自分を縛りながら

    約7年前

  36. 今日は伊藤企画さんの「きゃんと、すたんどみー、なう」を見てきました。すごいよかったです。高校に入ってから初の劇団の劇でした。舞台セットはめっちゃリアリティがあって、照明もだんだん時間が変わってゆくのがわかるように自然に、だんだんと変化させていたのもめっちゃよかったです。

    約7年前

  37. 本日もありがとうございました。帰り道が一番そわそわしちゃう。 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』明日24日で千秋楽。13時の回はまだまだお席あります。 まだ誰のものでもないお席が、あなたのものになるチャンス! https://t.co/VIyMUx0nFt

    約7年前

  38. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」アトリエ春風舎は明日13時と18時(予約終了)で終わりです!皆様の駆け込みご予約お待ちしております! 13時の回、若干数予約可能です! アトリエ春風舎は小竹向原駅4番出口から徒歩4分! https://t.co/gCVs2w157o

    約7年前

  39. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』大部分は絶賛に値する素晴らしさだが、そういった首をかしげる部分が所々に入ってくるため、2回見てもまだ正体をつかみ切れた気がしないし、素直に大傑作とも言いにくい。とは言え、見逃すべきでない美点は極めて多く、忘れ難い作品であることは確かだ。

    約7年前

  40. 今日もありがとうございました、連日たくさんの人に来たいただけて嬉しい限りです あしたの13:00/18:00で最後です。きゃんと、すたんどみー、なう。おまちしてます https://t.co/OyZacUr2Cb

    約7年前

  41. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』ただしそリアルな外見の問題を除けば、各人の演技も全体のアンサンブルも素晴らしい。それだけに、当日パンフに役名が全く書かれておらず、ある役をやった役者が何という名前なのか分からないのは酷い話だ。役名や人間関係が明確なら、書いてしかるべき。

    約7年前

  42. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』また前回は、最初に関係ない漫画家が出てくるせいもあって混乱し、なかなか人間関係が飲み込めなかった。今回 見直して、あの三人がとうしても実の姉妹には見えない点も大きいことが分かった。年齢も含め、さすがにあれはどうなのだろう。

    約7年前

  43. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』また、極めてリアルなドラマの中に、巨大なアメーバというありえないものや(ブロブかよ)、幽霊なのか何なのかよく分からないものが出てくるのも、素直に受け止められない。前回はその辺が咀嚼しきれず感想を保留したのだが、今回も理解はできていない。

    約7年前

  44. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』ただし、各エピソードの見事さに比べ、全体の構成には首をかしげる部分もある。2回見たことで、前回取りこぼした情報をかなり拾うことができたが、それでもよく理解できない部分は多い。たとえばあの漫画家は、家の事情を説明する以上の役割はあったのか?

    約7年前

  45. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』これはズシリと心に重く響く作品。登場人物の誰もが生きにくさにあえぎ、すれ違う愛に苦しんでいる。その人間描写が秀逸で、登場人物の全てに共感を抱く。それでいて、こういう面倒臭い人たちと実際に付き合うのは敬遠したくなる。そのリアリティが絶妙。

    約7年前

  46. 青年団伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」を見てきた。役者が本当に素晴らしかった。あっという間の2時間。色々と考えさせられつつ、明日からまた頑張れる力を授けてもらった。

    約7年前

  47. 青年団若手自主企画“伊藤企画”の舞台を観た。久し振りに青年団らしい空気を味わった。工藤さやの創る人間像が分厚く、人物の歴史を感じさせた。出色だったので写真を撮ってもらった。 https://t.co/4bWF8Yu5P5

    約7年前

  48. 伊藤企画「きゃんと、すたんどみー、なう。」鑑賞。演劇とは人生とは何なのかを反芻する。余韻を引きずっています。 https://t.co/c8OLl5n00V

    約7年前

  49. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう』(アトリエ春風舎) 2回目。 https://t.co/31nAuzvfTQ

    約7年前

  50. 伊藤企画『きゃんと、すたんどみー、なう。』 おそらくリバティーンズの引用と思われるタイトルがあらゆることを物語っている。日めくりカレンダーや電話の子機などの小道具の在り方も見事。端的に、素晴らしかった。

    約7年前

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