期待度♪♪♪♪♪
『神(ではない)の子(ではない)』 の脚本拝見しました。かなり単調で、意思疎通そのものを拒むような会話。そのセリフが断続的になり、ニュアンスさせも残さないような書き振り。でも、言葉自体を強烈に意識させる不思議な余韻。
へー、まだこういった劇団が生き残っていたんだと思いました。ある種頑迷でいて、それでいて純粋で、ひたすら挑戦的で。
「語りえぬものの前では沈黙しなければならない」ってウィトゲンシュタインでしたっけ。
でも、演劇である以上、語りえぬものについても語る試みは必要なのだろう。そうでなければ演劇ではないのだから。「より上手く失敗せよ」か、亜人間空間のベケットへの挑戦は、ウィトゲンシュタインを凌駕するのか。
ちょっと、否、かなりワクワクするな。