満足度★★★★
2012年8月19日、帝国劇場。通算上演1200回を迎えた日。
今日の舞台自体は、アントニアの声の調子が悪くてハラハラしたり、床屋役が余計な小ネタを入れたり、今ひとつだったように思うが、やはり終盤はぐっとくる。
特別カーテンコールで脚本のデイル・ワッサーマンの未亡人から、夫の「これを一番ふさわしい人に渡せ」という遺言に従い、本国でトニー賞を受賞した際のトロフィーが渡され、涙をこらえながら挨拶する幸四郎さんにもうるっときた。
ただ、最後に皆さんも一緒にと「見果てぬ夢」が歌われたけど、エンディングのサビなしでやたら転調するアレンジの方というのは、無理があったのでは?これで終わるのはちょっとなあと思ったら、最後に原語での独唱で締めてくれてホッとした。