満足度★★★★
大学時代なぜかアニメ研の部室に入る機会があり、何とか話を合わせようと当時のある人気アニメを面白いと発言した途端、猛然と抗議され、あちこちで論議が勃発し始めたので、這う這うの体で退出した記憶が蘇りました。
どうやらアニメ界の腐敗に加担した作品を褒めてしまった様です。
「しっ知らんがなっ!」
本作はこの時の、別の空間を生きているようにも感じてしまった人達を彷彿させ、興味深かったです。
エロゲー制作事務所の、とある時間をそのまま切り取った形での進行で、説明的な台詞は特にない為、何とかその日常風景から内情を探り出そうと集中力が高まります。
エロゲ―新作がヒットしたのに、誰もさほど盛り上がることもなく、事件が起こっても不思議な収拾力をみせますが・・・
共感性ゼロ、心情不明・・・識別不可能ッ レーダーマ~ン♪(古く且つマニアックですいませんがピッタリきた曲)
只々リアルなひとつの世界を目の当たりにした残像が後に漂います。
1名だけでも普通?な登場人物を投入してもらえれば良きナビゲーターになってよかったかも。