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アルシェ提携公演「
誤解
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10408)
満足度
★★★★★
1回目の観劇。
ネタバレBOX
今作、初演は不評だったようである。恐らく当時のフランス人には理解を超える作品だったのだろう。だが、カミユは気付いた。東欧で起きた事件を契機にこの物語を紡いだのだから。ピエノワールの面目躍如といった所だ。
カミユの書いた哲学的な書物で有名なのは1冊、「シーシュポスの神話」だが、無論、通常の意味での救いはない。今作も同様である。通常の意味での救いなど何処にもないのだ。然し、現代社会に於いて難民化した人々を襲うのは再難民化、再々難民化という負の連鎖の危機であり、実際に四度目以上の難民化を経験した人々すら存在している。そのような状況にあって尚生き続けるのであれば、この事件を起こしたマルタと母のような人々が再び現れない保障は無い。また彼女たちが味わったような深い絶望と失念に研ぎ澄まされた生き残り哲学が生まれないとの保証もないのだ。
パレスチナ人の苦境を作り出したシオニストとシオニズムを支持する欧米のグロテスクなイデオロギーには、公正、公明、公平もない。そのことが、難民を追い詰め、絶望が彼らの背中を押して取り返しのつかない所まで追いやるのだ。現在、世界の多くの場所で、今作で描かれた事件の背景にあるもの・ことが現実化している。その問題の深刻さを理解できない日本で、今作を今上演することには大きい意味があろう。
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2017/01/31 01:15
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