満足度★★★★
鑑賞日2016/04/09 (土)
価格2,800円
結婚を控えそれまで住んでいたペントハウスで過ごす最後の夜を彼女は親しい友人2人と過ごし…なおハナシ。
初演時はそのまま受け取ったのだが、今回は冒頭でふと「2人の友人は実在するのか?」という疑問が浮かび、非実在と仮定して観る。
すると、やはりその推論が成り立たない部分はいくつかあれど、結婚前に生じた不安を1人の女性が自問自答で解消してゆく過程に見えないこともなく…(我田引水的?(笑))
その場合2人の友人は「別人格」とまではいかず「トワイライトマジック(逢魔が時?)が生み出した幻想」が妥当であろう。
また、明かりがキャンドルだけなので、どことなく「儀式」的なイメージも伴い、2人が実在しないとすればなおさら(笑)。
あと、初演時にも思ったが、冒頭部と後半で2度出てくる台詞がイイんだなぁ。
「そこから何が見える?」からの問答は恐らく実際に見えるものであろうし、 後に続く部分は本当に艦橋か操舵室にいるように思えてくる…まさにこの会場へのあて書きだね。
さて、来年、三演はあるかな?