満足度★★★★★
保育の“生”現場
全員の保育士が出揃った頃には、既に意識は劇中の真ん中に引きずり込まれていた。
彼女らと共に笑い、悩み、憤慨し、また笑って、そして考えた。
何だか保育という仕事の厳しさを身をもって体感した気分です。
疲労と経済的生活苦に抗い、笑いあえる程に保たれているチームの和も、不意に吹き付ける突風にバタバタとバランスを崩していく。
能力の差や教育方針の違いこそあれ誰も悪くなんかない。
それぞれに素晴らしい人間力だと思う。
がんばれ保育士さん。
舞台が終わっても自然と見えてくる、これから先の彼女らの生活と別れを告げるのが、とても名残惜しい気持ちで帰路についたのでした。