かわいいコンビニ店員飯田さん第5回公演
かわいいコンビニ店員飯田さん第5回公演
実演鑑賞
シアターノルン(東京都)
2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://iidasan.xyz/
期間 | 2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日) |
---|---|
劇場 | シアターノルン |
出演 | 五十嵐優、笠井里美(アマヤドリ)、Q本かよ(劇団レトルト内閣)、金城あさみ(演劇集団キャラメルボックス)、工藤さや(カムヰヤッセン)、豊田可奈子、堀雄貴(犬と串)、池内風(かわいいコンビニ店員飯田さん) |
脚本 | 池内風 |
演出 | 池内風 |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 3,800円 【発売日】2016/10/06 前売り 3,500円 当日 3,800円 ペア割 3,000円(お一人様) 高校生以下 1,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 11月30日(水) 19:30 12月1日(木) 14:00/19:30 12月2日(金) 19:30 12月3日(土) 14:00/19:00 12月4日(日) 12:30/17:00 |
説明 | ~挨拶~ 今、何かと話題の保育。待機児童問題、保育士不足、低賃金、高い離職率、モンスターペアレントなどなど。 一度ネットの世界に入り、「保育」と検索してみると、スペースの後にこんなワードがゴロゴロ出てきます。 「子供が大好き!!」なんて甘いワードなどは、自分で文字を打たない限り出てきません。 「問題ばかりじゃないか!?」と思いながらネットを彷徨い、本を読み、保育士、ママさんに会うにつれ、あることが引っかかってきました。 この世界に生きる人たちは、はたして幸せなのだろうか? ある保育士さんはこう話してくれました。 「自分に余裕がないと良い保育は出来ない。」 本当にそうなのだと思いました。 彼女は、こう続けました。 「でもこれは、保育に限ったことじゃないと思う。」 それもそう思います。自分に余裕がないと人に優しく出来ない、良い状態で関われない。正にそうなのだと。 今回、そんな彼女の言葉の真逆を生きる、自分に余裕がない人たちがワサワサ出てきます。 そんな彼女たちが、どのように居場所を見つけ、どのように日々の生活を満足させていくのか。 今作品は、現状の保育問題に鋭くメスを入れ、自分なりの答えを提示する。なんて大それたことではなく、保育現場を通し、そこに生きる人たちの貧困と幸福のあり方について、一緒に想像していけるような作品にしていきたいと思います。 かわいいコンビニ店員飯田さん 池内風 ~15Minutes Made Volume14参加団体の主宰の皆様から頂いたコメント~ 池内くんは変態です。あと、めんどくさい男です。僕が女だったら、池内くんみたいな男とは付き合いたくないです。なので、彼は演劇をやっていて良かったと思います。それがなかったら、ただの変なおじさんですから。 そんな池内くんが描く作品は、真っ直ぐで、剥き出しで、いい「闇」が見え隠れしていて、おもしろいです。変態が描く作品っておもしろいんです。 僕は「劇作家」としての彼に出会えて良かったと思います。 リジッター企画/キ上の空論主宰 中島庸介 飯田さんのこと愉快な人達だなってヘラヘラと呑気に観てたはずなのに舞台上の生命エネルギーが頂点に達した瞬間、ガツンと鈍器で殴られた感覚になりました。真正面から全身を活用した全力フルスイングで脳天目掛けて振り抜かれた感覚。 飯田さん、ただの可愛いコンビニ店員だと思っていたのに、悔しい。 ぬいぐるみハンター主宰 池亀三太 かわいいコンビニ店員飯田さん(以下「コンビニ」)をはじめて拝見したのは15mmなんですが、その時のコンビニさんの作品はゲイとバイ男性とヘテロ女性の三角関係の短編で、作中に「『お前』って呼ばないで!」ってセリフがあって、登場人物全員がこのセリフをそれぞれに対して言うので、これがおもしろくて笑えたんですけど、セクシュアリティによる軋轢を面白くおかしく描く中で、そのセリフを全員に用意するところに、コンビニ主宰池内さんのセクシュアリティを超えた人間観、やさしさ、心意気、それをきれいに笑いで包みこむ熱量を持ったコンビニ団員たち、そして深夜でもやってる便利さ、新商品のラインナップに、コンビニ、好きだなあ、コンビニ、また行きたいなあって思いました。今一番オススメのコンビニです 日本のラジオ主宰 屋代秀樹 毎日戸惑っていた、といっても過言ではない。 『15 Minutes Made』は、自分たちの出演する順番の前で上演している団体のことを、特に意識する。その団体が作り出した客席の空気を変えなくてはならないからだ。それが軽いものか重いものかで、稽古場で想像していた本番とは、また違った戦略を準備しなければならない。 キュイにとってはその前の団体が、かわいいコンビニ店員飯田さんだった。これは過酷な試練だった。昼と夜はダブルキャストで上演が異なるのもさることながら、日によって笑いの量が全く違うのだ。相撲かと思った。本気のぶつかり合い、昨日はなかった新しく繰り出される技さえあるのだ。 翻弄されっぱなしだった演者にとっては地獄だったが、観客にとっては天国だっただろう。 15分でこうなのだから、長編ではどうなるのか想像することも出来ない。 青年団リンクキュイ主宰 綾門優季 『かわいいコンビニ店員飯田さん』の「飯田さん」は、主宰の池内さん曰く実在するらしい。由来が気になるこの劇団名について幾度か尋ねた事がある。池内さんはその度に熱く「飯田さん」がいかに魅力的だったかという話をしてくれる。説明の完成度が高いので、ことある毎に居合わせた人への紹介もかねて振ってしまうのだ。 しかし最近、僕は疑っている。「飯田さんは、本当に存在するのだろうか」。 池内さんは、腰が低いのに強気、うまくやっていそうで実直、大雑把に見えてとっても繊細と、様々な両極端が同居していて中々一言では形容し難い方だ。 しかし先日、僕らが主催している短編公演『15 Minutes Made』に参加して頂き、それなりに長い時間を一緒に過ごしたことによって自分なりに理解した。 演劇に対して真摯なのだ。言い方を変えれば、舞台を面白くすることしか考えていない。だから、時々によって印象が変わる。 その度の過ぎた入れ込みぶりはもちろん、作品という形で結実する。『かわいいコンビニ店員飯田さん』の舞台に出てくる人物は皆、「生きている」。リアルな人間ではないかもしれないが、池内さんの語る「飯田さん」のようにリアリティがあり、「飯田さん」を語る時の池内さんのように熱量と説得力がある。 観ているうちにこちらも感化され、むき出しになる。時に爆笑する。これは非常に心地よい観劇体験だ。 演劇を中心に現実を生きている池内さんは、日常の中でも常に演劇を探求する方法を考えているはずだ。それこそ「飯田さん」の話がそのまま『かわいいコンビニ店員飯田さん』の作品として扱われてもおかしくないクオリティを誇っていることも、その一端ではないか。 そう考えた時、この仮説に思い至った次第である。 『かわいいコンビニ店員飯田さん』という架空の存在をでっちあげ、さも実在しているかのように語ることが、そもそも彼の仕掛けた演劇なのではないだろうか、と。 そして池内さんの語る「飯田さん」が魅力的になればなるほど、『かわいいコンビニ店員飯田さん』の作品も研ぎ澄まされていく。よく出来た劇団名だったのだ。 …そんな妄想をさせるくらいに、池内さんは演劇にどっぷりハマっている変な人であり、そんな人の作る舞台は是非体感してみるべき、と思うのです。きっと一層魅力的になった『コンビニ店員飯田さん』に出会えるはずなので。 Mrs.fictions主宰 今村圭佑 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
今、何かと話題の保育。待機児童問題、保育士不足、低賃金、高い離職率、モンスターペアレントなどなど。
一度ネットの世界に入り、「保育」と検索してみると、スペースの後にこんなワードがゴロゴロ出てきます。
「子供が大好き!!」なんて甘いワードなどは、自分で文字を打たない限り出てきませ...
もっと読む