荒野ではない 公演情報 SPIRAL MOON「荒野ではない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    上演中のメモ取り禁止を初めて明言した劇団さんです
    珍しいなぁと・・・

    それはさておき
    前作の出来もあって
    悪天候ながら楽しみにしていたのだが・・・・

    なんか期待外れだったなぁと感じた約1時間35分の作品

    ネタバレBOX

    チラシ等にも詳しいことは無く
    舞台上でも あまし明確な事象の理解しやすい説明などは無く
    自分的には消化不良な
    腹の具合のよくない感じを受け続けた芝居となっていました

    開演は3分遅れ 客層は割りと高年齢気味かしら

    で お話は
    第1次世界大戦前の日本で
    女性だけで作っている文芸誌?
    何か政党のようなものもやってる?
    女性達の集まる座敷の1室が舞台セット
    背後というか正面は障子引き戸4葉

    作家とか編集がいて
    女性の主張を世間に出すための文芸雑誌
    その出版や女性達
    取り巻く周囲の人間関係を描いた群像劇です

    でも ここまでが明確に観客に示されるのは
    開演40分以上経ってから・・・

    男女間での愛憎や
    くっついたり別れたりは理解が簡単だが
    時代背景や
    各人の背景等は明確には示してくれてなかったかなぁと落胆
    まぁ時代的にも男尊女卑
    女が世間に政治に男の世界に口を出すなど何事ぞ!
    と圧力や石つぶてまで投げられる世情の表現はわかりやすかったけど
    それも割と平たいかなぁと思えたです
    (衣装や小道具等 隙無く作ってる分 なんかもったいない・・)
    (まぁ先生の時々の噛み嚙みは多めにみてもね・・)

    心に届いたエピソードは
    博徒の出自(部落の出身らしいと思わせる・・)と
    その辛く苦しい生き様を淡々と述べるトコですね

    それにしても観客を作品世界で説得する気が無いように思えたです
    (わかる人にはわかるんだろうが・・・ググる気にならなかった・・・)
    (そういう世界観を醸すならトコトン作品をボカすか
    説明を要所に散りばめた理解の容易い作品として欲しかったなぁ・・と)

    舞台セット後ろの障子は開くコト無く
    障子の前に帆が広げられて
    時代に出奔するのだ~!・・・・と幕です
    (その帆を出す紐が見えてて気にもなっていました・・)

    なんか 俺達の冒険はこれからだ! 
    と〆る打ち切り漫画の最終回のような様相も感じてしまったです・・・・(ー_ー;)

    ・・・・「コールドケース」にて
    女性運動していて迫害されてたメンバーが殺されるエピソードがあるのだが
    50分ほどのコノ話の方が濃厚で理解しやすかったですよ~と追記
    (しかし白人種内でも一際白い肌と綺麗なプラチナブロンドの主人公が
    タフな女刑事やってるのは印象強いですよね~(^。^)

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    2016/11/24 22:39

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