満足度★★★★★
現代の「わが町」が表現される実験色が強目ということで、期待に違わず面白かった。ワイルダーの革新的なところをさらに進めて見せてくれた。特に2点かな。舞台監督が出てこない、読み上げソフトによる合成音がナレーション風に流れる。もう一つが、「幕なし・背景なし」がさらに進んで、「舞台なし」であった。広いフラットな空間に、椅子がランダムに。優も客も好きに掛けているのみ。古くに実写映画があるが、真逆に展開した舞台であった。筋は分かりにくいが、演劇の可能性ではあるのかも、と納得してみる。
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2016/10/18 02:44
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