満足度★★★★★
たまらなく愛しくなる時間でした。
絵空箱に入ると秋の夜のような虫の鳴き声が聞こえてさびしいような寒いような気持ちになりました。
芝居にダンス、歌に手品にタップダンス短いけれど美味しさが沢山つまってました。
短編集好きなんです。お話の後を想像したり、書いて無いことを思ったり。だから自分にとてもあってました。
こもださんの歌はパワフルでスパイシーでとても格好良かったです。
『問題と答え』の夫婦はステキな夫婦で、この二人に生まれてくる子は絶対幸せだと思いました。考えていることが全部一緒じゃないから、一緒じゃないからこそいいなって思いました。
『セミとキリギリス』は好き。言葉が刺さるし、大声をあげたくなる。
『ロミオとジュリエット』面白かった。
タップダンスめちゃくちゃ格好良かったです。
紙の可能性をみた気がします。紙の落ちる軌道が面白くて、音が面白くて、書いてある文字が面白くて、始まるまでただの紙束だったのが舞台のセットになっていくのが面白かった。
熱量があふれでてました。絵空箱に収まりきらないです。
舞台の段になっているところが本になっているところも注目。