笑われガスター 公演情報 インパラプレパラート「笑われガスター」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    可笑しく聞こえる真面目な話。
    笑いました。これでもかってくらい。
    力押し気味だけれど、確実に可笑しいのだから文句ナシ!

    でも、実は可笑しいだけじゃない、寧ろ可笑しくない物語。
    沁みるものも胸に残してくれる、幾つもの“笑”をくれた舞台でした。

    ネタバレBOX

    冒頭のダンスが印象的。
    薄らクリーム色の白地に淡いピンクで統一された衣装、板を重ねた断層の見た目を活かした舞台、役者さんの仕草など、視覚的にとても好みでした。

    チョコラ、王子、魔女じゃない人(笑)が特に好演。
    客演陣の方がキャラの魅力を出せていた様に見えた。好みの問題もあるけれど、ちょっと微妙な点。

    脚本に関しては、笑いドコロが余りに多過ぎて、隣国の侵略辺りからの終盤のシリアス展開で気持ちを切り替え切れなかった。結果、そこが物足りない印象に。
    自らの病に苦悩するガスターの描写をもっと挟んで物語を締めていたらバランスが取れたのでは。


    意味は違えど“自分の話を笑わずに聞いてくれる人”って大事なものだよね。
    ガスターが迫り来る敵国軍を前にムヒへの思いを述懐する台詞には胸を打たれました。

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    2008/12/07 02:57

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