劇作家女子会!R 公演情報 劇作家女子会。「劇作家女子会!R」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    R
    面白い。135分。

    ネタバレBOX

    オノマリコ「DOG」
    疾病抱えて自分の子供をつくりたくない女性と飼い猫(去勢済)が部屋で戯れつつ、女の独り言が始まる…。
    妊娠への嫌悪とか厭世感漂う作品。同属嫌悪という言葉もあったが、野良犬に自分を見たのか、女が失踪して終幕。どんよりしたやや病的な印象。象徴的なとこは好きかな。

    モスクワカヌ「だるまかれし」
    戦争で手足を失った男の妻、自称シリアルキラーな女、発達障害に苦しむ女の三人を描く。
    いまいちピンと来ない。シリアルキラーな女のとこは面白味を感じたけど。

    坂本鈴「絶対恋愛王政」
    とある高校の、お嬢様な生徒会vsアニオタサークルの話。ラムちゃんコスプレの生徒会長とアニオタリーダーの恋愛成就までを描く。
    前半のくだけた調子から、双方の性質を認め合い、自身も成長し、カースト?の垣根を越える愛が芽生えるという展開。テンポも軽快で展開も面白かった。

    黒川陽子「幻燈」
    保健会社のサラリーマンな男が、同僚の不当解雇に怒り社長に直訴。クビとなる。心配する妻に実はクビになったのは、自分の隣の男だと打ち明ける…。
    活弁要素を盛り込んだ作品。映像自体結構面白く、ちょっとしたミステリー?(藪の中的)な感じも味わえる。それでいて、仕事に追われ赤子にも碌に会えない人生とか生活のこととかに悩む一般男性像を描き、現代の多忙な社会性にも切り込んだ、バランスのよさもある。若干のコメディさと家族愛、仕事感の盛り込まれた舞台で、結構よかった。

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    2016/07/02 18:23

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