CRANK UP 公演情報 PLAN N「CRANK UP」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    謎の違和感
    大学の映画サークルの元仲間達が生み出す物語。
    学生時代、映画撮影の最中に起きた事故で亡くなった筈の友人が、何故か主人公の目の前に現れる。
    友人が成仏出来ないのは、未練があるから。
    亡くなった友人の為に、主人公は中断してしまっていた映画撮影を再開しようと、かつての仲間達を再び集め始める。

    ネタバレBOX

    あまり満足出来なかった。後半、長く感じた。
    役者さん達はそれなりに経験のある人達だったと
    思うし、演出も舞台中央の大きな盆をレコードのように回転させる演出が目新しく見れる。
    しかし、そんなに大学生に見えない。
    登場人物の一人一人に何故かあまり存在感や魅力を感じられなかった。
    ちょっと、芝居の練度が足りなく見えたかな。
    首のタオルを落としてしまう。手帳のペンを落としてしまう。病室のイスを倒してしまう。雨の屋外で落としたタオルで、顔拭くかな……
    「鈴井組」「百瀬組」言い間違えてしまう。「腑に落ちた」一瞬台詞出てこない。
    少し、ミスが目立った。稽古に時間をかけて、失敗して、修正したり、役を落とし込み切れていれば、起きないミスではないかと思った。
    らしくないな、嘘っぽいなという場面が一瞬ずつだったとしても積み重なれば、全体に響く。
    最後のビデオを回すシーンで感動出来るかは、途中のシーンで入り込めるかがカギだから、あまり失敗は出来ない。
    ビデオの中の芝居に役者の声を後付けしているみたいだったけど、口パクと音声のズレがやや大きく感じた。
    永山さんは、服装とキャラクターが合ってない気がした。服装は奔放なのに、落ち着いていて優しげな人だった。フィルムカメラを使っているシーンがあったけど、カメラはキャノンのTいくつかな? 露出が自動決定されるカメラみたいだけど、永山さんがそういうカメラを使うかな? 喋りながら、あちこち歩いてあんなに素早く被写体を見つけて撮るかな? 脇閉めも甘い気がして、カメラをやっている人にはちょっと見えなかったな。
    直也監督、学生監督なのに役者の芝居も見ないでキャスティング、そしたらとんでもない人来ちゃいました、なんてヒドイじゃないか。しかもやる気を無くした他の役者に逆ギレ。そりゃ他の役者もヘソ曲げるでしょうに。勿論だからって役者が現場放棄なんて許されないけど。
    キャバクラのバイトをしている人が美人だった。彼女は公務員として働いているという嘘をつくが、彼女の友人はキャバ嬢として働いている彼女を知っており、嘘を指摘されてしまう。で、キャバクラで働く理由を説明する際に涙を流す訳だけど、「私可哀想でしょ」の涙に見えてしまった。良いのかな。「本当に一生懸命やったけどこうなってしまった……」ならばちょっと位は同情出来るのでは。何よりも、公務員だなんて嘘をつくのは良くない。金の為なら堂々と言えば良い。役者としてのし上がってやろうとか、情熱がある人は、本当になりふり構わないと思うし。 自分が言えないような仕事なんてするべきじゃない。でも、やっぱり女優として売れても、絶対に昔を知る人間にいじられるし、やめた方が良いのかも。
    ひっぱたく女は嫌いだ。やり返されても知らんぞ。ちょっと引いてしまった……
    セットの張り巡らした鉄骨は良いと思ったけど、床のフローリングのようなデザインはでこぼこしていて役者が歩きにくそうだった。転んだ時を考えると危ないんじゃないかな。抉りそう。
    主人公の方、福士蒼汰風でしたね。最初の目つきが 、不気味で怖かったです。

    0

    2016/07/02 05:16

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大